しんちゃんの老いじたく日記

昭和30年生まれ。愛媛県伊予郡松前町出身の元地方公務員です。

見えざる手が働く

参議院議員通常選挙が終わりました。

今日の日経新聞デジタル版に掲載された、次のような記事を読んでの感想を一言‥‥。


『第25回参院選は22日、改選124議席の全当選者が確定した。

 自民党が57議席公明党は14議席となり、

 与党で改選過半数の63を上回る71議席を獲得した。

 憲法改正に前向きな「改憲勢力」は非改選とあわせ、

 国会発議に必要な参院の3分の2(164議席)には及ばなかった。』


う~む、なるほど‥‥。

民意として、改選過半数を与党に与えて政治の安定を求める一方で、

憲法改正については、国会発議に必要な議席を与えず、国会での熟議を求める‥‥。

国民の絶妙なバランス感覚というか、「神の見えざる手」が働いているとしか私には思えません。

「足の裏」が覚えている

今日の愛媛新聞「道標」に、編集工学研究所所員の渡辺文子さん(宇和島市出身)が、

「足の裏のオノマトペ」というタイトルで、次のようなコラムを寄稿されていました。


『‥‥海が苦手な子どもが増えているらしい。

 ベタベタする、波に顔がかかる、水着の中に砂が入る、裸足で歩くのがこわい、

 海の中が不気味、フナムシが嫌い。しかし、私にとってはそれこそが海の面白さだった。

 海と聞くとなぜだか足の裏の感触を思い出す。

 最近では海水浴用のシューズを履いて海に入る人が増えてきたが、あの頃はみんな裸足だ。

 貝殻を踏んで痛い思いをしたり、得体の知れないもの(海草やクラゲが多かった)に触れて

 悲鳴を上げたりした。

 陽に焼けた砂浜や石ころはやけどをするほど熱く、ピョンピョンと跳ねて海に入り足の裏を一気に冷やす。

 足の裏の皮膚は、ゴツゴツ、トゲトゲ、ヌルヌル、ジンジンという

 たくさんのオノマトペ(擬音語、擬態語)を感じ分け、脳にガンガンと指令を送り、

 快と不快、安全と危険の境界をさぐっていた。

 海は、私の中にある無数の触感を想起させ、隠れた神経に刺激を与え、

 無意識のうちに五感を鍛えてくれていたのだろう。

 岩場での体重のかけ方やバランスのとり方、海中での歩き方を覚え、私は海と仲良くなっていった。‥‥』


このコラムを読んで、子供の頃、伊予市双海町上灘の、透き通るような青い海で遊んだことを思い出しました。

その双海町上灘は、私の母の生まれ故郷です。

夏休みに滋賀県大津市から、海のすぐそばに立つ祖父母の家に帰省すると、直ぐに海に泳ぎに行きました。

渡辺さんと同じように、海で得た様々な経験や体験は、「足の裏」がしっかりと覚えています。


そういえば孫娘とは、これまで一緒に海で遊んだことがありません。

海の面白さを伝えるのも、グランパの大切な役目かもしれません‥‥。

忍耐が必要?

今日は妻と孫娘の三人で、松山市内のレストランでランチ、その後はデパートでお買い物‥‥。

外がとても蒸し暑かったせいか、どちらの施設も冷房がガンガン効いていました。

特にデパートでは、妻と孫娘の買い物の時間が長く、

私は一人で1時間以上も、冷房の効き過ぎた休憩所で座って待つことになりました。


身体が冷え切ったせいか、帰宅後は体調が思わしくありません。

でも、どうして女性は買い物の時間が長くなるのでしょう‥‥?

ずっと買い物にお付き合いするのには、忍耐というか、強い精神力が必要だとつくづく思います。

それと、今の時季に、奥様や彼女の買い物にお付き合いされる男性の皆さんは、

上着をもう1枚所持されることをお勧めします。夏風邪をひくおそれがあります‥‥。

体調不良のため、今日の日記はここまでに‥‥。

大役を果たして

銀行員の娘は、今日は人事異動に伴う職場の送別会らしく、帰宅が遅くなるとのことで、

妻が小学二年生の孫娘を、放課後児童クラブから我が家に連れて帰りました。


その孫娘は、今日が一学期の終業式です。

クラスの学級委員の大役も、どうやら無事に果たすことができたようです。

一学期を学級委員として過ごすなかで、いろいろな失敗も経験したと思うけれど、

孫娘には、ジャーナリスト・「むのたけじ」さんの、

『失敗は、なるたけしない方がよいにきまっている。

 けれども、真にこわいのは失敗することではなく、いい加減にやって成功することだ。』

という名言を贈りたいと思います。いつか大人になったら、この言葉を思い出してもらいたいです。


そして、我が家に帰宅した孫娘に、先ほど一学期の通信簿を見せてもらいました。

最近の通信簿の評価は、

「よくできた(◎)」、「できた(〇)」、「もう少し(空欄)」の三段階で表しているようで、

空欄が一つもない孫娘の、それなりに頑張った様子がうかがい知れました。


いや、それよりもむしろ、私が嬉しかったのは、総合所見に書かれた担任の先生の次のようなコメントでした。

『友達のことによく気が付き、困っている友達を見つけると、さりげなく声を掛け、

手伝う姿が見られました。‥‥』


これからも孫娘には、人の痛みが分かる、思いやりのある人間に育ってほしいと願っています。

富の創造

この4月から短時間勤務のため、明日金曜日は仕事はお休みです。

短時間勤務と言っても、仕事の内容と仕事の量は変わらないため、

月曜日から木曜日までは必死になって仕事を処理しなければなりません。

ひょっとしたら、現役の頃よりも職務に専念しているかもしれません‥‥。(苦笑)


さて、日経新聞では、「参院選 深めたい論点」の連載が続いています。

今日は、成長戦略「子や孫の所得増を描け」というタイトルで、

吉川洋立正大学長へのインタビュー記事が、次のように掲載されていました。


Q 成長率を高めるカギは何ですか。

A 人口が減れば労働力が減るので1人あたりのGDP国内総生産)を高めないといけない。

 それにはイノベーションが必要だ。大半は民間企業の仕事だが、政策も関係する。

 経済を変えるような政策が成長戦略だ。


Q 与野党の公約は成長戦略の色が薄いように見えます。

A どうも「配給」に偏っている印象だ。短期の景気対策に関心が集まりがちな一方、

 長期的に経済を成長させ、国全体の豊かさを高める視点に欠ける。

 今の生活が心配なのは当然だが、多くの人は子や孫の世代のことも考えているのではないか。

 将来の所得を高めて福祉を増大するには経済成長が大事になる。もっと議論があっていい。

 政策として本来必要なのはマーケットメーキング(市場創出)、規制改革だ。

 増えている観光客の布団を用意するだけではなく、新しい価値や需要を生むような取り組みが求められる。

 スポーツにしても面白さはルール次第。そのルールづくりは政府の仕事になる。

 観光に続く成功例が見当たらない。ウーバーのようなシェアリングエコノミーも広がっていない。

 変わらない規制がビジネスチャンスを狭めている。時代やテクノロジーに応じて規制も変えないといけない。


う~む、なるほど‥‥。

吉川学長がいつも述べられている「イノベーション」という言葉が、ここでも登場しています。

でも、記事でも指摘しているように、今回の選挙で、

市場創出や規制改革など、成長戦略を訴える政党や候補者は、見当たらないような気がしています。

政府の仕事と思っていないのかもしれません。

やっぱり私は、「富(豊かさ)は、創造しなければ分配できない」という言葉が、

その実現に困難が伴うにしても、真理のように思います。違うかしら‥?


投票日まで残り2日間です。その間、各政党や各候補者の主義・主張に、できるだけ耳を傾けたいと思います。