彼岸の入りを明日に控え、今日はお墓掃除に行ってきました。
お墓は自転車で10分以内の至近距離にあるのに、お墓に行くのはお正月以来でした。
母をはじめ、ご先祖様、ゴメンナサイ‥‥。
枯れ葉を拾い集め、シキビ(こちらではシキミをシキビと呼びます)を新しいのに取り換え、
お供えのお茶碗のお水を入れ替えると、こちらの心まで清められる感じがするのが、
不思議といえば不思議です。
ところで、昨日の「NIKKEI プラス1」の「くらし物語」には、お墓の特集記事があって、
そもそものお墓の役割が、次のようにまとめられていました。
・残された人の心のよりどころ ・生きた証として ・遺骨の安置場所
ところが、従来の墓や仏壇に代わる新たな供養方法として、
故人の遺骨・遺灰を骨つぼに入れて自宅で供養したり、アクセサリーに納めたりする
「手元供養」が広がっているそうです。
その背景には、「イエ(家)意識の希薄化、核家族化、少子化の進展で葬儀や供養の多様化、
個人化の色彩が強まってきた」という、有識者の解説がありました。
娘と孫娘の時代には、我が家のお墓は維持できなくなると思います。
お墓がなくても時々思い出してくれれば、私は十分満足なのですが、
ご先祖様が眠るお墓の維持継承は、長男の私にとって、いくつもある懸案事項の一つになっています。