しんちゃんの老いじたく日記

昭和30年生まれ。愛媛県伊予郡松前町出身の元地方公務員です。

コラム・エッセイ

秀逸なコラムに出合う喜び

朝日新聞の一面コラム「天声人語」を、「朝日新聞デジタルselect on Yahoo!ニュース」で毎日欠かさず読んでいると、心の琴線に触れる文章のコラムに出合うことがあります。阪神・淡路大震災から23年目となった今日の「天声人語」が、まさにそのようなコラ…

時間をいくつも持つことの大切さを学ぶ

昨日のこの日記では、臼井興胤・コメダ社長の「時を操る」について書きましたが、その「時」というか、「時間」に関して、朝日新聞一面コラム「折々のことば」を執筆されている哲学者の鷲田清一さんが、今月7日の日経新聞「文化」欄に、『いくつもの時間』…

「時を操る」と「二十歳の旅人」

ギックリ腰には安静が第一とのことだったので、今日は終日、炬燵に入って寝転んでいました。また、起きて歩行する際には、腰痛コルセットを装着すると、心持ち痛みが和らぐような気がしました。 さて、昨日7日の愛媛新聞「道標~ふるさと伝言」に、松山市出…

手遅れのくり返し

今日20日の朝日新聞一面コラム「折々のことば」は、「ある僧侶」の『人生は、手遅れのくり返しです。』という言葉で、いつものように鷲田清一さんの次のような解説がありました。 『あの時はわからなかったけど今だったらわかるということが、人生にはよく…

無事これ名馬

今日5日の朝日新聞一面コラム「折々のことば」は、探検家・角幡唯介さんの『冒険の現場というのは概(おおむ)ね退屈で、冒険に行くだけでは面白い文章が書けないことが多い』という言葉で、いつものように、鷲田清一さんの次のような解説がありました。 『冒…

みかんのおいしい季節

今日4日の朝日新聞一面コラム「天声人語」は、「みかん」の話題でした。芥川龍之介の短編小説『蜜柑』の導入部分に続いて、コラムは以下のように続きます。 『 ~(略)~ 寒さを感じると、みかんのおいしい季節である。 七十二候では今が「橘始黄(たちばなは…

食の有難さを学ぶ

月日が経つのは早いもので、今日で11月も終わりです。日経新聞で連載が続いていた文化人類学者・石毛直道さんの「私の履歴書」も今日が最終回で、そこには次のようなことが書かれていました。 『 ~(略)~ 以前、農水省の事業で、民俗学者の宮本常一さんを…

東西著名人の名言に触れる

昨日、そして今日と、朝日新聞一面コラム「折々のことば」では、西洋と東洋の歴史上の著名人の名言が続いて掲載されました。 まず、昨日23日は、パスカルの『われわれは確実に知ることも、全然無知であることもできない』という言葉で、いつものように、鷲…

失われた感受性と感性

岡本全勝・内閣官房参与が、昨日15日のHPで、朝日新聞一面コラム「天声人語」について書かれていたので、さっそく私も目を通してみました。 http://info.asahi.com/choiyomi/reporter/tenseijingo/?iref=marke_choiyomi_17_lptop その朝日新聞のHPでは…

うつろうものへの愛しさ

今日15日の朝日新聞一面コラム「折々のことば」は、歌舞伎俳優・坂東玉三郎さんの『アイデアが出る時ってね、水に関係あるんです……。シャワーを浴びてる時に「あ!」って。』という言葉で、いつものように、鷲田清一さんの次のような解説がありました。 『…

消費税10%の先

一昨日のこの日記で、「全世代型の社会保障」についての感想を書きました。このことに関連して、11月4日号の週刊東洋経済「経済を見る眼」に掲載された早川英男・富士通総研エグゼクティブ・フェローの執筆による『消費税10%の先を議論しよう』という…

どうありたいか‥。

今日2日の朝日新聞一面コラム「折々のことば」は、前衛芸術家・岡本太郎さんの『本当に叫びたいこと、一人一人の腹の底の、血の吹きだすような訴えに、 社会は応えてくれない。だからひどくバラバラ。責任がない。』という言葉で、いつものように、鷲田清一…

家と土地の行く末を考える

北上する台風22号の影響でしょうか、今日は朝から小雨が降りったり止んだりしています。今月は土日に雨が降って、なかなか布団を干したり、シーツを洗ったりするチャンスがありません。 さて、増田寛也元総務相ら民間有識者でつくる「所有者不明土地問題研…

私心なかりしか

日経新聞では、日本取引所グループ前最高経営責任者・斉藤惇さんの「私の履歴書」の連載が続いています。その第19回目の今日の内容は、斎藤さんが社長として就任し、2003年4月に発足した、産業再生機構のことについて書かれたものでしたが、読み進む…

「それ」は何??

久々に、「折々のことば」からです‥‥。 今日19日の朝日新聞「折々のことば」は、哲学者・森口美都男さんの『それなしで人が生きていけないものについて考えるのが、哲学です。』という言葉で、いつものように、鷲田清一さんの次のような解説がありました。…

分岐するいくつもの道

今日18日の日経新聞に掲載されていた、EPSONの全面広告を眺めていたところ、そこでページをめくる手が止まりました。その広告には、作家・村上龍さんが、『「時」が示す、新しい道』というタイトルで、次のような自筆のショートエッセイを書かれてい…

閉鎖系と開放系

この二日間、「えひめ国体」高校野球(硬式)を観戦して気がついたのは、私と同年配ぐらいの熟年夫婦が多かったという事実です。夫婦で仲睦まじくスポーツを観戦している光景は、まるで詩人・坂村真民さんの『花咲けば共に眺めん 実熟せば共に食べん 悲喜分ち…

ブルーマンデーとスローマンデー

土曜、日曜と十分休養したつもりだったけれど、先週金曜日のバスの長旅の疲れが残っているせいか、今日は一日とてもしんどかったです。おまけに、朝一番の職場の机上には、書類が山積みされていて、それを見たとたんに、テンションが一気に下がってしまいま…

生き続ける面影

今日は第四土曜日。岡山出張の疲れを癒す意味も兼ねて、定例の漢方薬草湯「元気人村」https://www.iyokannet.jp/spot/456に行ってきました。ただ、今日はあいにくの曇り空だったため、西の海岸に沈む夕日は撮れませんでした。また、その西の海岸には、台風1…

風雲急を告げる

台風18号が残した深い爪痕の報道に気を取られているうちに、いつの間にか衆議院が解散されることが確実になったようで、どうやらその投開票日は10月22日が有力視されているようです。昨日20日の日経新聞一面コラム「春秋」にも、次のように書かれて…

〇も✕もない

今日20日の朝日新聞一面コラム「折々のことば」は、能芸評論家・戸井田道三さんの『わたしには「生きがいを求める」というのがどうもうさんくさい気がします。 生命を軽んずる心がかくされているからです。』という言葉で、いつものように、鷲田清一さんの…

想像力を養うには

(株)はてなから、「しんちゃんの老いじたく日記」を 「はてなブログ」で開設してから2年が経った旨のお知らせを メールでいただきました。 正確には、「はてなダイアリー」から「はてなブログ」に移行して2年になります。 ただ、2年が経っても、 「はてな…

映し出された心情

毎週日曜日、愛媛新聞の一面に掲載される「ふるさと伝言」。 今日3日は、愛媛県四国中央市出身で、棋士の森信雄七段が、 『写真と旅』と題するエッセイを寄稿されていました。 森七段は「将棋世界」という専門誌に 「風景」と題して旅の写真を毎月連載され…

自身を映す鏡

今日21日の日経新聞オピニオン欄の「核心」は、 芹川洋一・論説主幹の執筆による 『なぜ政治家は劣化したか』というタイトルの論評でした。 芹川論説主幹は、 『政治は、情と欲という人間の本性がむき出しになった権力闘争の場だ。 相手を蹴落としたり、足…

言葉の意味をずらす

今月1日の朝日新聞デジタル版に掲載された 野矢茂樹・東大教授の『言葉の意味ずらす今の政治』という 寄稿記事が面白かったです。 野矢教授は、「言葉の意味をずらす技術」のみごとな例として、 加計学園問題についての閉会中審査における 小野寺五典氏(自…

AIとの共存社会

先月27日の朝日新聞デジタル版「論壇時評」に、 歴史社会学者・小熊英二さんの論評が掲載されていました。 タイトルは『人間と機械~AIが絶対できないこと』で、 その冒頭は、「将棋の藤井聡太四段は、AI(人工知能)に勝てるだろうか。」 という質問で…

崩壊する「進歩の思想」

今日7日の朝日新聞デジタル版「異論のススメ」に、 佐伯啓思・京都大学名誉教授が、『加速するAI技術 迫られる「人間とは何か」』 というタイトルの論評を 寄稿されていました。 佐伯先生は、「今日の科学・技術の展開は、 イノベーションの速度の高度化…

「戦後✕年」を考える

病院通いに明け暮れた6月が終わりました。来月こそ元気に過ごしたいと思います。 さて、岡本全勝・内閣官房参与が昨日29日のブログで、 朝日新聞「論壇時評」に掲載された歴史社会学者・小熊英二さんの 『右派の改憲 今なぜ「反体制」なのか』という論評…

肝に銘ずるべき視点

今日28日に掲載された赤林英夫・慶応大教授の 『幼児教育「無償化」は意味がない』という「私見卓見」を読んで、 幼児教育無償化論に対する認識が改まったように思います。 幼児教育に公的資金を投下する政策には、 所得上昇や経済成長への寄与が高いとい…

根底にある考え方

今月9日付けの『溜池通信』で、 「かんべえ」さんこと、双日総合研究所の吉崎達彦さんが、 最近流行のコーポレート・ガバナンス論に関し、 『企業を動かす動機は本来、内発的なものであるべき』として、 次のようなことを書かれていました。 『 ~(略)~ 裏…