しんちゃんの老いじたく日記

昭和30年生まれ。愛媛県伊予郡松前町出身の元地方公務員です。

コラム・エッセイ

私心なかりしか

日経新聞では、日本取引所グループ前最高経営責任者・斉藤惇さんの「私の履歴書」の連載が続いています。その第19回目の今日の内容は、斎藤さんが社長として就任し、2003年4月に発足した、産業再生機構のことについて書かれたものでしたが、読み進む…

「それ」は何??

久々に、「折々のことば」からです‥‥。 今日19日の朝日新聞「折々のことば」は、哲学者・森口美都男さんの『それなしで人が生きていけないものについて考えるのが、哲学です。』という言葉で、いつものように、鷲田清一さんの次のような解説がありました。…

分岐するいくつもの道

今日18日の日経新聞に掲載されていた、EPSONの全面広告を眺めていたところ、そこでページをめくる手が止まりました。その広告には、作家・村上龍さんが、『「時」が示す、新しい道』というタイトルで、次のような自筆のショートエッセイを書かれてい…

閉鎖系と開放系

この二日間、「えひめ国体」高校野球(硬式)を観戦して気がついたのは、私と同年配ぐらいの熟年夫婦が多かったという事実です。夫婦で仲睦まじくスポーツを観戦している光景は、まるで詩人・坂村真民さんの『花咲けば共に眺めん 実熟せば共に食べん 悲喜分ち…

ブルーマンデーとスローマンデー

土曜、日曜と十分休養したつもりだったけれど、先週金曜日のバスの長旅の疲れが残っているせいか、今日は一日とてもしんどかったです。おまけに、朝一番の職場の机上には、書類が山積みされていて、それを見たとたんに、テンションが一気に下がってしまいま…

生き続ける面影

今日は第四土曜日。岡山出張の疲れを癒す意味も兼ねて、定例の漢方薬草湯「元気人村」https://www.iyokannet.jp/spot/456に行ってきました。ただ、今日はあいにくの曇り空だったため、西の海岸に沈む夕日は撮れませんでした。また、その西の海岸には、台風1…

風雲急を告げる

台風18号が残した深い爪痕の報道に気を取られているうちに、いつの間にか衆議院が解散されることが確実になったようで、どうやらその投開票日は10月22日が有力視されているようです。昨日20日の日経新聞一面コラム「春秋」にも、次のように書かれて…

〇も✕もない

今日20日の朝日新聞一面コラム「折々のことば」は、能芸評論家・戸井田道三さんの『わたしには「生きがいを求める」というのがどうもうさんくさい気がします。 生命を軽んずる心がかくされているからです。』という言葉で、いつものように、鷲田清一さんの…

想像力を養うには

(株)はてなから、「しんちゃんの老いじたく日記」を 「はてなブログ」で開設してから2年が経った旨のお知らせを メールでいただきました。 正確には、「はてなダイアリー」から「はてなブログ」に移行して2年になります。 ただ、2年が経っても、 「はてな…

映し出された心情

毎週日曜日、愛媛新聞の一面に掲載される「ふるさと伝言」。 今日3日は、愛媛県四国中央市出身で、棋士の森信雄七段が、 『写真と旅』と題するエッセイを寄稿されていました。 森七段は「将棋世界」という専門誌に 「風景」と題して旅の写真を毎月連載され…

自身を映す鏡

今日21日の日経新聞オピニオン欄の「核心」は、 芹川洋一・論説主幹の執筆による 『なぜ政治家は劣化したか』というタイトルの論評でした。 芹川論説主幹は、 『政治は、情と欲という人間の本性がむき出しになった権力闘争の場だ。 相手を蹴落としたり、足…

言葉の意味をずらす

今月1日の朝日新聞デジタル版に掲載された 野矢茂樹・東大教授の『言葉の意味ずらす今の政治』という 寄稿記事が面白かったです。 野矢教授は、「言葉の意味をずらす技術」のみごとな例として、 加計学園問題についての閉会中審査における 小野寺五典氏(自…

AIとの共存社会

先月27日の朝日新聞デジタル版「論壇時評」に、 歴史社会学者・小熊英二さんの論評が掲載されていました。 タイトルは『人間と機械~AIが絶対できないこと』で、 その冒頭は、「将棋の藤井聡太四段は、AI(人工知能)に勝てるだろうか。」 という質問で…

崩壊する「進歩の思想」

今日7日の朝日新聞デジタル版「異論のススメ」に、 佐伯啓思・京都大学名誉教授が、『加速するAI技術 迫られる「人間とは何か」』 というタイトルの論評を 寄稿されていました。 佐伯先生は、「今日の科学・技術の展開は、 イノベーションの速度の高度化…

「戦後✕年」を考える

病院通いに明け暮れた6月が終わりました。来月こそ元気に過ごしたいと思います。 さて、岡本全勝・内閣官房参与が昨日29日のブログで、 朝日新聞「論壇時評」に掲載された歴史社会学者・小熊英二さんの 『右派の改憲 今なぜ「反体制」なのか』という論評…

肝に銘ずるべき視点

今日28日に掲載された赤林英夫・慶応大教授の 『幼児教育「無償化」は意味がない』という「私見卓見」を読んで、 幼児教育無償化論に対する認識が改まったように思います。 幼児教育に公的資金を投下する政策には、 所得上昇や経済成長への寄与が高いとい…

根底にある考え方

今月9日付けの『溜池通信』で、 「かんべえ」さんこと、双日総合研究所の吉崎達彦さんが、 最近流行のコーポレート・ガバナンス論に関し、 『企業を動かす動機は本来、内発的なものであるべき』として、 次のようなことを書かれていました。 『 ~(略)~ 裏…

価値観の相違

今日2日の朝日新聞デジタル版「異論のススメ」に、 佐伯啓思・京都大学名誉教授が、 『「人生フルーツ」と経済成長 脱成長主義を生きるには』 という論評を寄稿されていました。 日本住宅公団で戦後日本の団地開発を手掛けた建築家、津端修一さんと その妻…

なぜ勉強をするのか?

今日24日の朝日新聞「折々のことば」は、 哲学者・戸田山和久さんの 『つまり、知らないことがあること自体を知らなかったわけだ。』という言葉で、 いつものように鷲田清一さんの、次のような解説がありました。 『人は学ぶ前に、つい、こんなの勉強して…

経営トップと企業風土

今日5月18日は「ことばの日」です。 これからも言葉の正しい使い方に意を用いながら、 この日記を書いていきたいと思います。 さて、その「ことばの日」の日経新聞「私見卓見」欄に、 「ソーシャル・キャピタル」という分野を研究されている稲葉陽二・日…

「我々」とは何かを考える

今日17日の朝日新聞デジタル版に、 日本の社会構造を説明した名著として知られる 『タテ社会の人間関係』(講談社新書)の著者、 中根千枝さんへのインタビュー記事が掲載されていました。 この本は、1967年の刊行から50年迎えた今も読み継がれ、 発行…

レベルの高いコモン・センス

元内閣府事務次官で、 現在は第一生命経済研究所特別顧問をされている松元崇さんが、 『経済学の理論とコモン・センス』というタイトルの「時評」で、 「デフレ脱却には財政赤字が有効」というシムズ理論(FTPL理論)を 取り上げられていました。 松元さんは…

国防と憲法を考える

今月5日の朝日新聞デジタル版「異論のススメ」に、 佐伯啓思・京都大学名誉教授が、 『憲法9条の矛盾~平和守るため戦わねば』というタイトルの論評を 寄稿されていました。 保守の論客である佐伯先生は、 朝鮮半島有事の可能性が現実味を帯びてきた今日ほ…

転勤と働き方改革

今日20日の日経新聞「私見卓見」欄に、 リクルートワークス研究所所長の大久保幸夫さんが、 『転勤は時代に合わない』というタイトルの意見を寄稿されていました。 大久保所長は、日本独特の慣行である「転勤」を言い渡される人は、 一年間に40万人もい…

非凡な努力の積み重ね

昨日6日は、新しい職場(公益財団法人)の歓迎会でした。 出席者は私を含めて13名、 そのうち理事長を含めて6名の方が、県職員時代の私の先輩という職場です。 緊張した一週間でしたが、早く職場に慣れて、 少しでもお役に立てるよう頑張りたいと思ってい…

固定観念に束縛された経済成長

歴史学者・小熊英二さんの執筆による朝日新聞「論壇時評」……。 毎回、その論評を楽しみに読んでいますが、 一昨日30日は、『思考実験 労働を買いたたかない国へ』というタイトルでした。 この論評で小熊さんは、「経済の停滞」、「長時間労働の蔓延」、 「…

「真の花」~すてきな年の取り方

日経新聞電子版「定年楽園の扉」は、 経済コラムニストの大江英樹さんが執筆されていて、 私も読者の一人なのですが、今月23日に掲載されたコラムは、 『老後を豊かにする 年齢を受け入れる生き方』というタイトルでした。 「青春とは人生のある期間ではな…

一面コラムの社会的使命

今月23日の朝日新聞「天声人語」を読んで、目頭が熱くなりました。 少々長くなりますが、その全文を省略せずに引用させていただきます。 『引っ越し作業が続く福島県警双葉署を訪ねた。 ここは福島第一原発から約9キロ。 6年前の事故であたりの人々はみ…

バブル本ブームの含意

今月18日の日経新聞「大機小機」は、 『バブル本のブームに思う』というタイトルのコラムでした。 昨秋以降、かつてのバブル経済の生成から崩壊にいたる 「ものすごい時代」の金融人の生き様を描いた書籍が次々と発刊され、 ちょっとしたブームになってい…

3層構造の日本に生きる

昨日は、前職場の後輩女性職員の送別会でした。 彼女は、自治体の休職制度を利用して大学院に入学し、 公認会計士の資格を取得した「頑張り屋さん」です。 自治体退職後は、東京の監査法人に勤務するとのことで、 終始、前向きで明るい雰囲気の送別会となり…