しんちゃんの老いじたく日記

昭和30年生まれ。愛媛県伊予郡松前町出身の元地方公務員です。

論文・レポート・論考・論評

二言を弄する

昨日6日の産経新聞「正論」に、雪斎先生こと、櫻田淳・東洋学園大学教授が、『日米同盟の真贋が問われる「真実の瞬間」は、確かに近づいている』というタイトルの論評を寄稿されていました。この論評のなかで特筆すべきは、「安保法制評価」に関しての記述…

「タダより高いものはない」という真理

今日6日の日経新聞「核心」欄に掲載された、大林尚・上級論説委員の執筆による『タダより高いものはない~もつか、全世代の社会保障』というタイトルの論評を読んで、少し考えるところがありました。この記事の前半部分を私なりに要約すると、概ね次のよう…

ますます分からない?

昨日のこの日記で、「リベラル」と「保守」に関連して、「今はあまりイデオロギーにこだわる時代ではないかもしれない」と書きました。ところが、先週26日の日経新聞「経済教室」では、田中直毅・国際公共政策研究センター理事長が、『衆院選後の展望と課…

「空気」という元凶

商工中金危機対応業務にかかる第三者委員会の調査報告書(要約版)が、岡本全勝・内閣府参与のHPで引用されていたので、私も興味があって目を通してみました。その報告書には、組織と組織で生きる人間にとって、示唆と教訓に富む記述が数多くありましたが、…

スマホの誘惑

メディア環境研究所が公表している『定点調査コラム~中高年に拡がるモバイルシフト』というレポートの冒頭部分に目を通しました。http://mekanken.com/contents/463/そこには、次のようなことが書かれていました。 『2017年、スマートフォン(以下スマホ…

「流行の廃りの早さ」を知る

このところの雨で気圧の低い日が続いているせいか、私の体調は芳しくありません。気圧の低さが「めまい」を誘発しているような気がしています。 さて、㈱日本リサーチセンターが今月13日に公表した『流行に関する意識調査~知らない10代』という調査レポ…

国の「価値」を考える

昨日4日のWeb産経ニュース「正論」に、雪斎先生こと保守の論客、櫻田淳・東洋学園大学教授が、『北朝鮮の恫喝に曝され、核の恫喝に屈すれば、日本は近代国家たり得ない』という論評を寄稿されていました。雪斎先生の論評を読むのは久しぶりのような気が…

見方を変えれば

1月20日にトランプさんがアメリカ大統領に就任して以降、 マスコミやシンクタンクなどが、日本や日本経済に与える影響等についての、 論考や論評、レポートなどを公表しています。 私には、どれもこれから起きることを正しく予想しているようで、 また、…

リスクフリーの国に生きる

今月4日の「溜池通信・不規則発言」で「かんべえ」さんが、 ユーラシアグループの「Top Risks 2017」というレポートを紹介されていました。 今年のテーマは「The Geopolitical Recession」(地政学的不況)とのことで、 トップテンの順位は以下のとおりです…

ジンクスは現実に?

みずほ総合研究所が今月14日に、 『とんでも予想2017年』というレポートを公表しています。 蓋然性は必ずしも高くないものの、 発生・実現した場合の重要性が高く、注目すべき事象として、 「10の予想」が紹介されています。 「とんでも予想」とはい…

要再生組織の傾向を学ぶ

参議院調査室発行の「立法と調査」第383号に掲載された 『組織経営のあり方を考える(下)~ジョン・P・コッターに学ぶ変革力の意義』 というレポートが大変勉強になりました。 レポート執筆者である財政金融委員会調査室の小野伸一さんは、 公的機関とし…

新しい若者像を知る

今日21日の日経新聞「教育」欄に、 独立行政法人・国立青少年教育振興機構が2015年末、 若者の結婚観、子育て観、子供観、地域観を、 インターネットを使ってアンケート調査した結果が掲載されていました。 対象は全国の20歳代、30歳代4千人で、 …

成長するって大変?

昨日に続いて、ニッセイ基礎研究所のレポートの話題です。 今日紹介するレポートは、先月31日付けの 『日本の潜在成長率は本当にゼロ%台前半なのか』というテーマです。 このレポートも、要旨が簡潔に4つにまとめられていて、 そのうちの2つには次のよ…

若年者雇用を考える

Webサイトで、ニッセイ基礎研究所の 『学歴別に見た若年労働者の雇用形態と年収 ~年収差を生むのは「学歴」か「雇用形態(正規・非正規)」か』 というレポートが紹介されていたので、さっそく同研究所のHPを覗いてみました。 レポートを読もうとしたら、…

波乱の年明け

今月6日の「かんべえ」さんの溜池通信・不規則発言を読んで、 みずほ総合研究所が昨年12月22日に、 『みずほ総研のとんでも予想2016年』というレポートを 公表していることを知りました。 レポートによると、10項目の「とんでも予想」のうち、 ま…

長生きと「複雑な心境」

明治安田生活福祉研究所が、2015年3月、全国の40~69歳の男女10,351人を対象に、「セカンドライフの生活設計」をテーマとする調査を実施したとのことで、その結果が、同研究所のHPで公表されています。 調査では、セカンドライフに向けた家…

アニマルスピリットを見せて!

孫娘は、今日で4歳と6か月になりました。 これまで元気で育ってくれたことに感謝したいと思います。 もう私とは、ほとんど対等に会話ができるほど成長した孫娘ですが、 時折、親指を口に入れておしゃぶりをする癖は赤ちゃんのままです…。 さて、今月18日…

恒産なきものは

雇用者報酬が増えても、それに伴って個人消費が増えなければ 経済は好循環せず、GDPは停滞してしまいます。 でも、どうして所得が増えても消費拡大に結び付かないのか? こんな素朴な疑問に、 第一生命経済研究所の熊野英生さんの経済レポートが答えてく…

悩みは尽きない

参議院調査室の作成資料「経済のプリズム」の最新号を読みました。『人口減少による消滅可能都市の衝撃』というタイトルで、 その内容は、加藤和久・明治大学教授の講演録とレジュメで構成されていました。講演録が勉強になったのはもちろんのことですが、 …

格差と経済成長を考える

国立国会図書館発刊の立法調査資料「レファレンス」No.769に掲載された 『格差と経済成長の関係についてどう考えるか』というレポートが大変勉強になりました。 いつものように、この日記をメモ代わりにして、レポートの要点を書き残しておきます。 ・…

負担の覚悟

今月12日の日経新聞「経済教室」は、 阿部彩 国立社会保障・人口問題研究所社会保障応用分析研究部長の 『格差を考える㊦〜対立避け社会の連帯を』でした。前日11日の森口教授の論考に引き続き、 今回の阿部部長の論考も、深く考えさせられる内容でした…

楽観的な世代の私

今月6日付けの「溜池通信」の特集記事は、 『再び「テロと格差の時代」への私論』でした。今回の特集記事も、示唆に富む記述が盛り沢山でした。 「かんべえ」さんの、「テロ」と「格差」についての結論と思われる個所は、 それぞれ次のとおりではないかと私…

地方創生と誤った常識

今月5日の日経新聞「経済教室」は、 冨山和彦・経営共創基盤最高経営責任者の 『地方創生策を問う㊥〜地域産業の「稼ぐ力」高めよ』でした。冨山さんは最初にズバリと、「地方創生の基本課題は、 経済の衰退と人口減少の悪循環構造からの脱却にあるが、 そ…

隗(かい)より始めよ

今月4日の日経新聞「経済教室」は、 片山善博・慶応大学教授の『地方創生策を問う㊤〜富の域外流出 防ぐ工夫を』でした。論考で片山教授は、首都機能の移転をはじめ、 いろいろと地方創生策を示されていますが、 やはり私がもっとも共感したのが、地方への…

税収格差とサービス格差

先月30日の日経新聞「経済教室」は、 上村敏之・関西学院大学教授の 『税制改正 積み残しの課題㊦〜消費税 地域格差拡大防げ』でした。消費税と言っても、今回は地方自治体に身近な地方消費税の課題ですが、 中身はちょっとマニアックで、その「清算基準」…

ガラパゴス化する消費税

今月29日の日経新聞「経済教室」は、 森信茂樹・中央大学教授の 『税制改正 積み残しの課題㊥〜消費税 益税解消へ対策を』でした。 今回は、私なりに論考のポイントを整理してみました。 ・わが国の基幹税である消費税法には、様々な問題が内在しており、 …

税制のあるべき姿

今月28日の日経新聞「経済教室」は、 田近栄治・一橋大学特任教授の 『税制改正 積み残しの課題㊤〜経済の好循環 促す土台に』でした。「税制改正」と聞いただけで、「複雑怪奇」というイメージが先行し、 普段は避けて通るようなところがありますが、田近…

妙案は何処に

宮脇淳・北海道大学公共政策大学院教授の執筆による 公開型Webニュース『新・地方自治ニュース』の1月10日付けの記事は、 『統一地方選後を睨んだ2015年度地方財政の課題』の第2回目で、 「地方再生」がテーマでした。このレポートでは、 「安倍政権…

悩みは尽きない

今月23日付けの「溜池通信」の特集記事は、『テロと格差の2015年を考える』でした。このレポートのなかでは、 「低成長で平和な時代をどう生きるか」という箇所の、 「かんべえ」さんの次の指摘が勉強になりました。『大きな戦争がなく、成長率も低い…

オンデマンド経済と水道哲学

今月9日付けの「溜池通信」の記事中、 <今週のThe Economist誌から>は、 ”Workers on tap” 「労働力の水道哲学」でした。エコノミスト誌の<抄訳>の前段で、 「かんべえ」さんが次のようなコメントを述べられていました。『急速に発達中のオンデマンド経…