しんちゃんの老いじたく日記

昭和30年生まれ。愛媛県伊予郡松前町出身の元地方公務員です。

論文・レポート・論考・論評

社会保障の役割を再認識する

不思議なことに、立秋に入ってから、朝夕に吹く「風の質」が変化したように感じられます。 さて、日経新聞「経済教室」では、その70周年を記念して、「資本主義の未来」を、有識者の方がシリーズで論じられていますが、昨日8日の連載第3回目は、吉川洋・…

自分なりの死生観

今月3日の朝日新聞デジタル版「異論のススメ」に、佐伯啓思・京都大学名誉教授が、『死を考えること 人に優しい社会への第一歩』というタイトルの論考を寄稿されていました。この論考のなかで佐伯先生は、次のようなことを述べられていました。 『人々の活…

時間をかけて待つ

今日から8月です。息苦しいほどの猛暑がこれからも続くと思うと、気が遠くなりそうです。 さて、昨日の朝日新聞デジタル版「耕論」は、『孤独は病か』というタイトルで、『「孤独」‥‥。家族や学校、会社、スマートフォンで人とつながっているのに、そう感じ…

猛暑の経済効果を知る

猛暑が続くなか、今月17日付けの第一生命経済研究所のマクロ経済分析レポートには、次のような興味深いことが書かれていました。 『仮に今年の夏も猛暑となれば、幅広い業界に恩恵が及ぶ可能性がある。 過去の実績によれば、猛暑で業績が左右される代表的…

大いに反省すべき国と私

今日の朝日新聞デジタル版「耕論」は、『鏡を見よう、日本』というタイトルで、いつものように有識者3人の方にインタビューした内容でした。私はそのなかでも、仏人類学者・歴史学者エマニュエル・トッドさんの次のような論評がとても勉強になりました。 『…

「精神社会への無関心」を考える

四国地方が今日、梅雨明けしたそうです。「豪雨」の後は「猛暑」です‥‥。もうすぐ聞こえてくる蝉の鳴き声も、今年は悲しい響きに感じるかもしれません。 さて、今日の朝日新聞デジタル版に、作家の高村薫さんが、『精神社会、無関心な私たち』という論評を寄…

関係再構築の難しさ

今日28日の朝日新聞デジタル版「論壇時評」に、歴史社会学者の小熊英二さんが、『ゲーム依存と核 関係性の歪み、北朝鮮にも』というタイトルの論評を寄稿されていました。 小熊さんは、「ゲーム依存症」と「北朝鮮の核問題」が似ているとして、まず、依存…

肝に銘ずべき言葉

今日の日経新聞「オピニオン」欄の「創論」は、「きしむ政と官、どう立て直す」というタイトルで、官僚による政治への忖度(そんたく)が問題となっているなか、「行政が政策を提案し執行する力を高め、政治との望ましい関係を築くにはどうしたらいいのか」に…

「人間存在の根源」とは何か?

今日は金曜日。ようやく一週間を終えて、ほっとひと息ついているところです‥‥。さて、今日の朝日新聞デジタル版「異論のススメ」に、佐伯啓思・京都大学名誉教授が、「日大アメフト事件」に関連して、『スポーツ本来の意義~「高尚な遊び」取り戻す時』とい…

ヒューマニストへの険しい道

今日の日経新聞「文化」欄に、作家の島田雅彦さんが、『今日のヒューマニズム』というタイトルの論評を寄稿されていました。島田さんは「今日におけるヒューマニズムとは何か」について、次のように述べられていました。 『ヒューマニズムとは方便でも免罪符…

正論が異論?

今日は、強く冷たい風が吹いて、冬に逆戻りしたような肌寒い一日となりました。 さて、昨日6日の朝日新聞デジタル版「異論のススメ」に、保守の論客である佐伯啓思・京都大学名誉教授が、『森友問題一色の国会 重要政策論の不在、残念』というタイトルの論…

国を誤る愚

昨日3日の朝日新聞デジタル版「波聞風問(はもんふうもん)」に、原真人・編集委員が『公文書改ざん 財務省悪玉論に走る愚』というタイトルで次のようなことを書かれていました。 『森友学園との国有地取引に関する公文書改ざん問題で、財務省への批判が高ま…

定年退職後の不安

人事院が「平成29年度退職公務員生活状況調査の結果について」というレポートを公表しています。このレポートは、国家公務員の定年退職者の就労・生活状況を3年ぶりに調査したもので、結果の主なポイントは次のようなものでした。 ・約8割が定年退職後も働…

「真面目さ」というスキル

今日15日の日経新聞「経済教室」に掲載された 、鶴光太郎・慶応大学教授の執筆による、『人生100年 伸ばせ「性格力」~大学・生涯教育に反映と』という論考が勉強になりました。この論考は、次のような文章で始まっていました。 『人生100年時代にお…

「構造」か、それとも「遅れ」か

昨日4日から日経新聞「経済教室」では、「時代の節目に考える」という論考の連載が始まりましたが、その第一回目は、岩井克人・国際基督教大学特別招聘教授が『日本資本主義 再興の時~米国型に代わる「普遍」作れ』と題する論考を寄稿されていました。「自…

グローバル化と民主主義を考える

朝日新聞デジタル版「日曜に想う」に掲載された大野博人・編集委員執筆による『「左のナショナリスト」の憂い』という記事が、「グローバル化と民主主義」を考えるうえで、大変勉強になりました。 「ナショナリスト」といえば「右」というのが相場ですが、フ…

バブルよ、再び?

今日7日は、二十四節気の「大雪」、七十二候の「空寒く冬となる」です。こちらも、ここ数日は、冬本番のような寒さが続いています。寒さに極端に弱い私にとっては、ここしばらくは試練の日が続きそうです。 さて、「経済レポート専門ニュース」を閲覧してい…

二言を弄する

昨日6日の産経新聞「正論」に、雪斎先生こと、櫻田淳・東洋学園大学教授が、『日米同盟の真贋が問われる「真実の瞬間」は、確かに近づいている』というタイトルの論評を寄稿されていました。この論評のなかで特筆すべきは、「安保法制評価」に関しての記述…

「タダより高いものはない」という真理

今日6日の日経新聞「核心」欄に掲載された、大林尚・上級論説委員の執筆による『タダより高いものはない~もつか、全世代の社会保障』というタイトルの論評を読んで、少し考えるところがありました。この記事の前半部分を私なりに要約すると、概ね次のよう…

ますます分からない?

昨日のこの日記で、「リベラル」と「保守」に関連して、「今はあまりイデオロギーにこだわる時代ではないかもしれない」と書きました。ところが、先週26日の日経新聞「経済教室」では、田中直毅・国際公共政策研究センター理事長が、『衆院選後の展望と課…

「空気」という元凶

商工中金危機対応業務にかかる第三者委員会の調査報告書(要約版)が、岡本全勝・内閣府参与のHPで引用されていたので、私も興味があって目を通してみました。その報告書には、組織と組織で生きる人間にとって、示唆と教訓に富む記述が数多くありましたが、…

スマホの誘惑

メディア環境研究所が公表している『定点調査コラム~中高年に拡がるモバイルシフト』というレポートの冒頭部分に目を通しました。http://mekanken.com/contents/463/そこには、次のようなことが書かれていました。 『2017年、スマートフォン(以下スマホ…

「流行の廃りの早さ」を知る

このところの雨で気圧の低い日が続いているせいか、私の体調は芳しくありません。気圧の低さが「めまい」を誘発しているような気がしています。 さて、㈱日本リサーチセンターが今月13日に公表した『流行に関する意識調査~知らない10代』という調査レポ…

国の「価値」を考える

昨日4日のWeb産経ニュース「正論」に、雪斎先生こと保守の論客、櫻田淳・東洋学園大学教授が、『北朝鮮の恫喝に曝され、核の恫喝に屈すれば、日本は近代国家たり得ない』という論評を寄稿されていました。雪斎先生の論評を読むのは久しぶりのような気が…

見方を変えれば

1月20日にトランプさんがアメリカ大統領に就任して以降、 マスコミやシンクタンクなどが、日本や日本経済に与える影響等についての、 論考や論評、レポートなどを公表しています。 私には、どれもこれから起きることを正しく予想しているようで、 また、…

リスクフリーの国に生きる

今月4日の「溜池通信・不規則発言」で「かんべえ」さんが、 ユーラシアグループの「Top Risks 2017」というレポートを紹介されていました。 今年のテーマは「The Geopolitical Recession」(地政学的不況)とのことで、 トップテンの順位は以下のとおりです…

ジンクスは現実に?

みずほ総合研究所が今月14日に、 『とんでも予想2017年』というレポートを公表しています。 蓋然性は必ずしも高くないものの、 発生・実現した場合の重要性が高く、注目すべき事象として、 「10の予想」が紹介されています。 「とんでも予想」とはい…

要再生組織の傾向を学ぶ

参議院調査室発行の「立法と調査」第383号に掲載された 『組織経営のあり方を考える(下)~ジョン・P・コッターに学ぶ変革力の意義』 というレポートが大変勉強になりました。 レポート執筆者である財政金融委員会調査室の小野伸一さんは、 公的機関とし…

新しい若者像を知る

今日21日の日経新聞「教育」欄に、 独立行政法人・国立青少年教育振興機構が2015年末、 若者の結婚観、子育て観、子供観、地域観を、 インターネットを使ってアンケート調査した結果が掲載されていました。 対象は全国の20歳代、30歳代4千人で、 …

成長するって大変?

昨日に続いて、ニッセイ基礎研究所のレポートの話題です。 今日紹介するレポートは、先月31日付けの 『日本の潜在成長率は本当にゼロ%台前半なのか』というテーマです。 このレポートも、要旨が簡潔に4つにまとめられていて、 そのうちの2つには次のよ…