しんちゃんの老いじたく日記

昭和30年生まれ。愛媛県伊予郡松前町出身の元地方公務員です。

10月も今日で終わり

早いもので、今日で10月も終わりです。今年もあと二か月‥‥。
歳をとると、毎年、月日が経過するのが早くなるような気がします。
50歳の半ばでこの実感‥‥。
10年後にはどんなスピード感で月日が経過するのか、さっぱり分かりません。
10年後には生きていないかもしれないし‥‥。

妻が入院してから今日で一週間‥‥。
こちらは時間が経つのが早いようで遅いようで‥‥。

そんな月日や時間のことを考えていると
ふと昔読んだ本のことを思い出しました。

ギリシャ語には「時」を意味する二つの言葉、
クロノスとカイロスがある。
クロノスは客観的・物理的な時間、
時計によって測られ、時・分・秒といった単位で表現される量的な時間。
カイロスは生涯に一度訪れて二度とはめぐってこない唯一無二の時のこと。
ギリシャ神話では、カイロスは機会を司る神とされ、
前頭部には長い髪があるが、後頭部は禿げという姿で描かれている。
カイロスが前からやって来る時はその前髪をつかんで捕まえることができるが、
いったんカイロスが通り過ぎてしまったら、
後ろからつかまえることはもうできない。
そのような一度限りの決定的瞬間の体験は、私達人間の一生を大きく左右する。』

ひょっとしたら私は、
そのような決定的瞬間を何度も逃がしてきたのかもしれません‥‥。

『私達の人生は、自らが選択して下す決断と、
他から与えられるチャンスとで成り立っている』とのこと。
チャンスに挑戦する主体性は
何歳になってもなくさないようにしたいものですね。