しんちゃんの老いじたく日記

昭和30年生まれ。愛媛県伊予郡松前町出身の元地方公務員です。

TPP問題と日本の農業

今日、日曜日の日経新聞の「今を読み解く」は、
「TPP問題と日本の農業」でした。
経済金融部次長の山崎浩志氏が、
複数の著者の本を紹介しながら、論点を上手に解説されています。

『政府が環太平洋経済連携協定(TPP)の交渉参加へと動いている。
最近の農業論争はここが着火点だ。
市場を開くか、閉ざすか。保護か、競争か。
鋭い対立軸が交差する土俵で議論は膠着する。
生かすか、殺すかといったいびつに単純化された論点は
判断の材料も覆い隠す。』

『こうした本が目に付くようになったのは、
新たな分化や変化の始まりだろうか。
安住の土地から首をもたげ、
背伸びをしてこそ、見えてくる地平がある。』

私も、UR対策(ガット・ウルグアイラウンド対策)の頃は
農林水産部に在籍していたので、
今回のこの問題についても、その動向が気になるところです。
ただ、私の勉強不足が原因なのでしょうが、
正確な情報はどれなのか、議論は十分尽くされているのだろうかなど、
分からないことだらけです。

報道によると、
TPP参加への判断まであまり時間はないようですが、
日本の国益を考えて決断していただきたいものです。