昨日(20日)、政府の「社会保障・税一体改革素案骨子(社会保障部分)」がまとまったそうです。
時事通信社の配信記事は次のとおりです。
『政府は20日午前、
社会保障と税の一体改革の関係5閣僚会議を首相官邸で開き、
社会保障分野の改革素案を取りまとめた。
低所得高齢者向けの年金加算や子育て世代向けの給付拡充策を打ち出す一方、
医療費の窓口負担の上乗せなど
当初検討していた負担増につながる施策は民主党内の反発を受けて見送った。
政府・民主党は今後、消費増税に関する議論を急ぎ、
一体改革全体の大綱素案の年内策定を目指す。』
この改革素案骨子の冒頭部分には次のような記述があります。
『今回の改革では、今後、一層の少子高齢化が進展する中で、
未来への投資である社会保障において
将来世代に負担を先送りしている状況を改めるとともに、
世代間・世代内の公平を図りつつ必要な給付を確保することにより、
就学前、学齢期、若年層から高齢期までを通じて、一貫した支援の実現を目指し、
全世代対応型の社会保障へ転換。』
「長期的な社会保障の展望」や「社会保障の将来の姿」という
これからの改革の方向性というか、理念が記載されています。
文章は素晴らしい言葉が並んでいますが、
私たち国民は、今後の議論の内容を注視するとともに、
改革が実行に移されるかどうか、点検していく責務があると思います。