12月31日の「安岡正篤一日一言」は「萬燈行」です。
『内外の状況を深思しましょう。
このまま往けば、日本は自滅するほかはありません。
我々はこれをどうすることも出来ないのでしょうか。
我々が何もしなければ、誰がどうしてくれましょうか。
我々が何とかするほか無いのです。
我々は日本を易えることが出来ます。
暗黒を嘆くより、一燈を点けましょう。』
毎年、大晦日にこの言葉を読みますが、
毎年、日本を取り巻く状況は好転しないような気がします。
折しも昨日は、
政府の「社会保障と税の一体改革素案」が決定されました。
「痛みは伴っても財政を健全にし、
将来的に持続可能な社会保障制度にしなければならない。」
日経新聞の実編集委員はこのように述べられています。
おっしゃるとおりであることは、
国民一人ひとりが理解しているのではないでしょうか?
『一人一燈なれば萬人萬燈です。
日本はたちまち明るくなりましょう。
これ我々の萬燈行であります。』
安岡先生の言葉がやけに骨身に染みる、平成23年の大晦日でした。
平成24年が良い年となりますように……。