最近、若者について日記に書くことが多くなりました。
今日の日経新聞では、
人とのつながり(Connected)や、
コミュニティー(Community)を重視するC世代の価値観は
どのような理由で、それより上の世代と異なるのかについて、
シンクタンク・ソフィアバンク副代表の藤沢久美氏がインタビューに答えられています。
『若い人はその時代に足りないものに対してハングリー。
今の経営者や管理職の人は若い時、お金やモノに対してハングリーだった。
今の若者は共感や社会を良くしたいとの思いに対してハングリーだ。
上の世代が「若者に元気がない」と感じるのは、
自分たちがかつて渇望したものを今の若者が求めないからだ』
『社会的な課題をビジネスで解決する社会的起業に関心を持つ若者が多いのは、
今の時代に足りないものを生み出したいから。
高度成長期の若者はお金やモノを生み出すため、家電や車を作る会社に入った。
この人たちが豊かさを築いている間に足りなくなった部分に、
今度は今の若者が光を当てていると考えれば、
若者の振る舞いとして自然ではないか』
『東日本大震災後、
復興を支援するために寄付付きの商品を購入した人がたくさんいた。
共感や社会を良くしたいとの思いで余分にお金を払うという消費行動は、
自分のお金やモノを豊かにする価値観とは異なる。
震災をきっかけに、すべての世代が今の若者が重視する価値観を再確認した』
普段、なにげなく生活をしている自分には
今の若者の価値観が自分たちの世代とどう違うのか、
深く考えたことがありませんでした。
今日の記事は、
国や地方自治体の今後の施策展開にとって、
考慮すべきというか、必要な観点に違いありません。