浅学非才の私は、「パラレルキャリア」という言葉を初めて知りました。
パラレルキャリアとは、
『経営学者のピーター・ドラッガーが
著書「明日を支配するもの」などで提唱した考え方。
寿命が伸びた現代では
一つの組織に所属して同じ仕事をずっと続けるのではなく、
社会活動などにも労力や時間の一部を割くことによって
「新しい世界」が手に入れるとドラッガーは説明している。』
日経新聞の記事によると、
終業後や休日に
本来の仕事とは別の活動に打ち込む若手のビジネンパーソンが最近目立つそうで、
パラレルキャリアは欧米では転職のための手段になることが多いが、
日本では若者が働く意義を見つめ直すきっかけにもなっているそうです。
実は、私の職場にもパラレルキャリアを実践している職員がお二人います。
(ただし、若手のビジネンパーソンというわけではありません‥。)
私が所属する課は、地域振興や市町行政などを所掌していますが、
お二人は正規の仕事以外に、私生活において、
高齢者への虐待防止や介護福祉関係の社会活動をそれぞれ実践されています。
私なんかは、終業後や休日などは家でのんびり過ごしたいタイプなので、
お二人が仕事と社会活動を両立されていることに対して、ただただ頭が下がる思いです。
記事にも書かれているように、
仕事以外に自分のやりがいを持ち、
そこから得られる人脈やスキル、経験などは本業にも役立つと思います。
また、労働経済白書によると、
新人社員が働く目的は2010年度で
「楽しい生活がしたい」が38%で最多である一方、
「社会のために役に立ちたい」(14%)も2000年度の二倍以上だったのこと。
若者が「志を高く持つ」ということは素晴らしいことだと思います。