しんちゃんの老いじたく日記

昭和30年生まれ。愛媛県伊予郡松前町出身の元地方公務員です。

アップルとワタミ

今日の日経新聞「日曜に考える」の「イノベーション」は、
「アップルとワタミの共通点」でした。
記事のタイトルに惹かれ、真っ先に目を通しました。

50年後、5人に2人が65歳以上になる日本では、
高齢化で高まる先行き不安を取り除くサービスに、
商機があることははっきりしているとして、記事には次のように書かれています。

『84年に居酒屋から始まったワタミがなぜ高齢者への食事宅配なのか。
 渡辺美樹会長が説明する。
 「食材の調達や好立地に安く建物を建てるといった
 居酒屋のノウハウが一番生きると介護に進出した。
 さらに介護施設に入らない元気な高齢者にも食事を届けたいと宅配に行き着いた」
  〜(中略)〜 
 こうしたシナジー(相乗効果)追求型の事業拡大で
 世界的な成功モデルを挙げれば米アップルだ。
 「iPod(携帯音楽プレーヤー)→iPhone(スマートフォン
 →iPad(タブレット端末)」と続くヒット商品は、
 中核ソフトや配信サービスが共通。 
 経営資源を分散させず、効率よく顧客を増やす好循環がある。
 「居酒屋→介護→食事宅配」のワタミの連鎖と似る。』

私も昨年、妻が病気で入院した約三週間、ワタミタクショクの宅配弁当を利用しました。
父と私の二人の夕食を
仕事から帰ってから作るのは大変だと思い注文したのですが、ずいぶん助かりました。
私のようなケースを含め、
世の中には様々なサービスに対するニーズは結構あるものですね。
ただ、その「サービス・イノベーション」が難しいのだと記事を読んで感じた次第です。