しんちゃんの老いじたく日記

昭和30年生まれ。愛媛県伊予郡松前町出身の元地方公務員です。

コーチング

先日、私の所属する課の職員が
研修機関が実施する一泊二日のステージアップ研修を受講してきました。
研修のテーマは、「コーチング」です。

コーチング」という言葉を聞いて、
昨年、NHKのクローズアップ現代で放送があったことを思い出しました。
NHKのクローズアップ現代のHPには、「コーチをつける社長たち」として、
番組概要を次のように簡単にまとめています。

『経済の先行きが不透明な今
 「コーチ」と対話することでリーダーシップを磨く
 「コーチング」を始める社長が増えている。
 コーチングは、アメリカで90年代に確立された能力開発の手法。
 コーチは教えるのではなく、
 「なぜその仕事は必要なのか」、「そもそも経営者とは」などと、
 質問を投げかけることで社長自身に問題点を気づいてもらう。
 アメリカではグーグルやGEなど多くの大企業が導入、
 それが日本にも広がり、社長たちに多くの「気づき」を与えている。
 さらに社員同士が互いにコーチしあうことで
 会社全体に気づきをもたらそうという企業も現れた。』

今回のステージアップ研修に「コーチング」が取り上げられたのは、
企業だけではなく、地方自治体の人材育成や組織活性化にも
この手法が有効なのかもしれません。

職員の研修復命書を読ませてもらったら、
テキストの中で、コーチングの参考図書を紹介していました。
その一つに、「自分を立てなおす対話」(加藤雅則著:日本経済新聞出版社)
という本があったので、題名に興味を惹かれ、アマゾンで早速購入しました。
本の感想は、また日を改めて書きたいと思います。

コーチは「答は本人の中にある」ことを信じて、
その答を引き出すためにその人に問いかけていく‥とか。
こういう「問いかけ」ができる人材、とりわけ上司は、
残念ながら、組織の中に滅多にいるものではありません。