しんちゃんの老いじたく日記

昭和30年生まれ。愛媛県伊予郡松前町出身の元地方公務員です。

長い挨拶・自己紹介

昨日(4日)の日経新聞の生活面は、
「挨拶・自己紹介 長くなっていない?」でした。

記事は、次の出だしで始まります。
『挨拶や自己紹介が長くて「いつ終わるのやら」と、聞く方がうんざりすることがよくある。
 話がなぜ長くなってしまうのか。
 学校や企業などで何かと行事が多い春、短くてインパクトのある話し方を身につけたい。』

なぜ話が長くなるのか。
聖路加国際病院の精神科医、大平健さんの分析では次の3つの要因が絡んでいるそうです。
・第一は年齢とともに低下しがちな思考力の問題。
 シニア世代の場合、この要因と関係がある。
・第二の要因は丁寧すぎる話し方。
 意を尽くすためにたくさん説明するが、挨拶時間などは限られている。
 勢い焦りが生じ、早口になる。内容を詰め込んで、くどくなる。
・3つ目の要因は学校教育での演説。
 小中学生の時代から校長先生の長い話を聞いて育つ。
 あれが人々の挨拶モデルに無意識のうちになっている。

では的確な挨拶はどうしたらできるか。
言葉のプロである落語家、金原亭馬生さんの話を、次のとおり紹介しています。
・言いたいことはたくさんあるだろうが、挨拶の中身は一つに絞るべきだ。
 言わない、省略する勇気が必要。
・挨拶には強烈な笑いはいらない。軽い笑いでいい。
 結果、笑いを取れなくてもかまわない 自分の背丈に合った話をする。
 姿勢としては会場の隅にいる人に話しかけるつもりで目線を遠くに投げかける。
・心がけとしては「話す」のではなく、
 相手に「聞いていただく」という謙虚な姿勢が最も大事だ。

確かに、会議などでも、話が長い人がいて、うんざりすることがよくあります。
私も挨拶をする機会が結構ありますが、
話が長いのか、それとも短いのか、自分自身では分からないところがあります。(反省)
いずれにしても私が話下手なのは間違いありません。
今後は、記事に書かれたことを参考にして、
要領よく手短に話すよう気をつけたいと思います。