なでしこジャパンが、フランスに2対1で勝利しました。
誠におめでとうございます。アメリカとの決勝戦の勝利も念願しています。
さて、今日の日経新聞を読むと、GKの福元選手の活躍を称える記事がありました。
フランスの猛攻をことごく止める好セーブでなでしこを勝利に導き、
佐々木監督までもが「神様に見えた。」とまで言っています。
その記事の中の次の文章は、とても大切なことを示唆していると思います。
『「やってきたことしか試合では出せない。
平常心でないと、やってきたことも出せない。」
GKは準備がすべてのポジションだ。
試合で浴びるはずのシュートを、いかに想定して日ごろの練習と向き合えているか。
〜(中略)〜
「小さく非力」な日本は備えで強国に勝つ。
準備の大切さを小さな守護神が教えてくれる。』
この記述を読んで、
以前、危機管理の研修会で、講師の先生が言った次の言葉を思い出しました。
「危機に瀕すると、
普段やっていることしかできない。
普段やっていることも満足にできない。
普段やっていないことは絶対にできない。
百年兵を養うは、これ一日の為なり。」
スポーツの世界でもピンチ(危機)は必ずやってきます。
その時、人はどのように行動するのか、あるいは行動できるのか…。
普段からの備えが必要なのは、スポーツに限らず、
「自然災害」、「事件」、「事故」といった「危機」時でも同じこと。
私たちは、最悪の事態を想定し、できる限りの「準備」することが大切だということを、
なでしこジャパンの福元選手が、スポーツを通じて教えてくれたような気がします。