しんちゃんの老いじたく日記

昭和30年生まれ。愛媛県伊予郡松前町出身の元地方公務員です。

なでしこジャパンと危機管理

なでしこジャパンが、フランスに2対1で勝利しました。
誠におめでとうございます。アメリカとの決勝戦の勝利も念願しています。

さて、今日の日経新聞を読むと、GKの福元選手の活躍を称える記事がありました。
フランスの猛攻をことごく止める好セーブでなでしこを勝利に導き、
佐々木監督までもが「神様に見えた。」とまで言っています。

その記事の中の次の文章は、とても大切なことを示唆していると思います。
『「やってきたことしか試合では出せない。
 平常心でないと、やってきたことも出せない。」
 GKは準備がすべてのポジションだ。
 試合で浴びるはずのシュートを、いかに想定して日ごろの練習と向き合えているか。
  〜(中略)〜
 「小さく非力」な日本は備えで強国に勝つ。
 準備の大切さを小さな守護神が教えてくれる。』

この記述を読んで、
以前、危機管理の研修会で、講師の先生が言った次の言葉を思い出しました。
「危機に瀕すると、
 普段やっていることしかできない。
 普段やっていることも満足にできない。
 普段やっていないことは絶対にできない。
 百年兵を養うは、これ一日の為なり。」

スポーツの世界でもピンチ(危機)は必ずやってきます。
その時、人はどのように行動するのか、あるいは行動できるのか…。

普段からの備えが必要なのは、スポーツに限らず、
「自然災害」、「事件」、「事故」といった「危機」時でも同じこと。
私たちは、最悪の事態を想定し、できる限りの「準備」することが大切だということを、
なでしこジャパンの福元選手が、スポーツを通じて教えてくれたような気がします。