しんちゃんの老いじたく日記

昭和30年生まれ。愛媛県伊予郡松前町出身の元地方公務員です。

言葉の格闘

第15回俳句甲子園全国大会は、
地元愛媛県の松山東高校Aチームが開成高校Aチームを破り、
11年ぶり2度目の優勝を果たしました。
誠におめでとうございます、

今日の愛媛新聞には、その決勝戦のリポートが、特集記事として掲載されています。
それにしても、どの句も、
「これが高校生が考えた句なのか?」と思うような立派な句でした。

なんか、非常に偉そうなことを書いていますが、
もちろん私は、俳句は全くの素人です。どの句がいいのかはさっぱり分かりません。
その素人の私が驚くのは、「語彙」というのでしょうか、高校生の言葉の豊富さです。
普段見たことのないような言葉が、さりげなく使われている感じです。

決勝の兼題は「日」。
私が好きな句は、先鋒戦での開成高校Aチームが披露した次の一句です。
「木のうえに最後のひとり大西日」
子どもの頃の風景が目に浮かび、なぜか懐かしさを感じさせる不思議な句です。
それにしても、都会っ子の開成高校の生徒さんは、このような原体験があるのでしょうか?

山東高校Aチームの
「背景のなき向日葵や爆心地」は、なるほど句に込めた作者の強い意思を感じさせます。

すっかり全国的イベントとして定着した感がある「俳句甲子園
来年はどんな俳句を全国の高校生は披露してくれるのでしょうか?
「17文字にかける青春」を、一愛媛県人として応援しています。