しんちゃんの老いじたく日記

昭和30年生まれ。愛媛県伊予郡松前町出身の元地方公務員です。

政局と心配の種

尖閣諸島竹島という
中国と韓国をめぐる外交問題に気を取られていたら、
今日の参議院本会議で、
野田総理に対する問責決議案が、公明党を除く野党の賛成多数で可決されました。

延長国会の会期末は9月8日ですが、
どうやらそれまで国会は、空転しそうな雰囲気です。

赤字国債発行法案、衆院選挙制度改革関連法案、マイナンバー法案、
国家公務員制度改革法案 等々
重要法案の審議がたくさん残っているのに、この国は本当に大丈夫なのでしょうか?
こうした「政局の不安定さ」から生じる日本の無防備を
他国に突かれているとしたら、由々しき問題だと思います。

さて、重要法案のうち、衆院選挙制度改革関連法案が野党多数の参院で廃案となれば、
最高裁判所違憲状態と断じた一票の格差是正も先送りになります。
この様子だと、延長国会会期末の衆院解散はない模様ですが、
果たして野田総理は、違憲状態の衆院を「近いうちに」解散できるのでしょうか?
解散後の衆院選挙が無効ということにはならないのでしょうか?

総務省の田口尚文選挙部長も、
今月27日の衆院政治倫理・公選法改正特別委員会で、
「一般論として、今後の総選挙で無効判決が出される可能性は必ずしも否定されない」
と述べられています。

衆院選挙を執行するためには、
愛媛県だけでも7〜8億円の予算が必要だったような記憶があります。
選挙無効となれば、こうしたお金も無駄になりかねません。

う〜ん、本当に弱りましたね。
今の日本には、「心配の種」が尽きることはありません。