今日は、来客対応で神経をすり減らし、とても疲れた一日でした。
(中井ちゃんも大変ご苦労様でした。)
ということで、今日の日記は手短に済まします。
さて、日経新聞の「やさしい経済教室」では、
堂目卓生大阪大学教授の「今 求められる「知」」が連載中です。
第6回目の今日のテーマは、「真の主権者とは」でした。
堂目教授は、
『デモクラシーの発展が、社会や経済・政治に
どのような影響を与えるのかという問題を正面から扱った古典が、
19世紀フランスの政治思想家
アレクシ・ド・トクヴィルの「アメリカのデモクラシー」であり、
トクヴィルは、1835〜1840年当時の米国社会に、
デモクラシーのひな型を見て、その光と影を考察した。』と紹介されています。
そして、記事の最後を次のように締めくくっています。
『政府に世話させることばかり考えず、
自分たちのことは自分たちで解決しようとする市民こそ、
政府の世話ができる真の主権者である。トクヴィルの警鐘が耳に痛く響く。』
詳しくは原文を参照していただくとして、
今日は、この記事に関連する2冊の本を、この日記で紹介したいと思います。
一冊は堂目教授の著名な本。もう一冊は、トクヴィルについて書かれた本です。
どちらも良書でしたので、一読をお薦めします。
アダム・スミス―『道徳感情論』と『国富論』の世界 (中公新書)
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