昨日のNHKスペシャル「“国際人”が日本を救う」は、
討論形式の番組で、とても見応えがありました。
NHKオンラインの放送内容では、番組を次のように紹介しています。
『いま世界における日本の存在感が失われつつある。
20年前、世界1位だった「国際競争力ランキング」は、24位にまで低下、
中国・台湾・マレーシアに後塵を拝する状況となっている。
〜(中略)〜
深刻化する日本の凋落、その一因となっているのが、
グローバル時代に活躍できる人材の不足である。
しばしば、その理由として挙げられるのが、若者の“内向き志向”。
一方、学生からは、就活が留学の障害になっているとの声も聞かれる。』
ところで、わが娘が突然「アメリカに留学したい。」と言いだしたのは、大学一年生の時。
一年間の浪人生活を終え、親としてほっと一安心していた矢先の、娘のこの発言でした。
娘は、学部の選考試験も運よくくぐり抜け(?)、
アメリカに向かって旅立って行ったのは、大学一年が終わろうとする二月のことでした。
娘が「留学して結果を残せたかどうか」という評価は、難しいものがあります。
就職は結局、地元企業を選択しましたし、
総合職というキャリアを積む前に結婚して、今は子育ての真っ最中です。
一年間海外で学んだ語学は、職場でも活用されているとはとても思えません。
それでも留学生活を共に過ごした友人とは、今でも固い「絆」で結ばれています。
娘の友人は、商社などに就職してグローバルに活躍しているみたいですから、
娘は間接的な国際人(?)なのかもしれません。
未来を担う人材に対する投資は、国家であれ個人であれ、かように難しいものなのですね……。