録画しておいた「カンブリア宮殿」を観ました。
番組ゲストは、アートディレクターの佐藤可士和さんです。
番組HPでは、佐藤さんは次のように紹介されています。
『ユニクロ、楽天、セブン&アイ、ツタヤなどなど
日本を代表する勝ち組企業の戦略を「デザイン」という視点で支え、
関わるプロジェクトでことごとく大成功を収めてきたアートディレクター・佐藤可士和。
彼は依頼のあった企業や商品を徹底的に分析、その潜在力を引き出し、
目に見える形で消費者に届ける。
またその仕事は単なるデザインを超え、企業の本質に迫ったブランディングが特徴だ。』
番組の中で参考になったのは、「佐藤可士和流 コミュニケーション術」です。
その内容はというと、
①人の話をちゃんと聞く
②話の本意を読み取る
③自分の考えを正確にまとめる
④相手に分かりやすく伝える
ごく当たり前のことが書かれているように感じますが、
佐藤さんに言わせると、
「当たり前のことができるのはものすごくレベルが高いこと。」だそうです。
そのほか、番組の中での佐藤さんの名言を拾ってみると、次のようなものがありました。
・伝わっていないということは存在していないのと同じ。
・日本あるいは日本企業は、
どこかでいい物をつくっていれば黙っていても売れるとまだ信じている。
・今はいい物をつくって正しく伝えないとちゃんと売れない。
村上龍編集長の「編集後記」にも、次のような名文がありました。
『親と子、生徒と教師、上司と部下、経営者と社員、そして国民と政治家など、
ちゃんと相手の話を聞き、正確に把握し、
自らの意見や考えを相手に伝わる形で、伝わるまで、伝え続ける、
そんな一見当然だと思えることが実現できたら、
日本は、今すぐにでも、閉塞から抜け出せる。』
コミュニケーションは、簡単なようで、実は難しいものなのですね。
大変勉強になりました。