今月18日の朝日新聞の報道によると、
2012年度に体罰をして懲戒処分などを受けた公立小中高校などの教育が、
過去最多の2253人に上ることが文部科学省のまとめで分かったそうです。
「教員を処分しただけでは体罰はなくならないのでは…?」と思っていたところ、
そこはさすがに朝日新聞らしく、しっかりと教育現場の取組などを解説していました。
学校や教育委員会は、
教育が抱く「怒り」をコントロールして予防につなげる試みを始めているそうで、
具体的には、次のような取組の内容が記事に書いてありました、
『生徒にカッとなったとき、反射的にたたくなどせず、6秒待つ。
これは、「アンガー(怒り)マネジメント」と呼ばれる米国生まれの手法だ。
社団法人「日本アンガーマネジメント協会」によると、
6秒は怒りの衝動が収まる時間の目安。
「6秒ルール」と呼ばれ、その間に必要な怒りとそうでない怒りとの線引きをして
体罰を防ぐというものだ。』
「アンガーマネジメント」という言葉を今回初めて知ったので、
興味があってネットで調べたところ、
アメリカ生まれのこの手法は、政治家や弁護士、医師をはじめ、
多くのビジネスパーソンが取り入れている心理教育で、
「マネジメント」という言葉のとおり、
精神論でも自己啓発でもなく、知識と技術を組み合わせた「スキル」だということです。
う〜ん、なるほど。「スキル」ですか…。
でも、教育現場でそんなにうまくいくものなのかな…?
いや、そうは言っても、問題解決のためには、
とにかく何らかの試みを、まずは始めてみることが大切なのでしょうね。
ネットで調べた先ほどの記事では、
『要するに、イライラや怒りを爆発させる前に
一旦立ち止まる習慣をつけることがポイント』と書いてありました。
このことは、学校の先生だけでなく、
世間一般にも通用する大事なポイントで、
是非、我が家の奥様にもこの解説を読んでほしいと、
恐妻家の私は密かに思っています。
ただ、間違いなく我が家の奥様は、その6秒が待てないような気がします……。