しんちゃんの老いじたく日記

昭和30年生まれ。愛媛県伊予郡松前町出身の元地方公務員です。

感動を呼ぶ調べ

昨日(7日)は、明治大学マンドリンクラブの第57回松山定期演奏会に行ってきました。
毎年3月に定期的に開催されるこの催しは、
懐かしいゲストが毎回出演されるので、いつも心待ちにしています。

今年のゲストは、ビリーバンバンのお二人でした。
「さよならをするために」、「れんげ草」、「また君に恋してる」など、
全部で10曲余り歌っていただきましたが、
なんといっても、マンドリンクラブの演奏をバックに歌われた
「白いブランコ」が、とても感動的でした。

その「白いブランコ」は、私にとって、忘れがたい大切な曲です。
職場の同僚だった「S.S」さんと、よくこの曲をデュエットしました。
「S.S」さんは、学生の頃に、コーラス部に所属していたことがあるらしく、
私の歌に合わせて、とても上手にハモッてくれました。
スナックで二人で歌うと、周りのお客さんから拍手していただいたこともあります。
(私個人は、お世辞にも歌は上手くありません…。念のため…。)

その「S.S」さんが、自ら命を絶たれてから、
早いもので、もう二十数年が経過しました。
私はどんどん歳をとっていくのに、まぶたに残る彼の笑顔は、「あの頃のまま」です。

そんなことを思い出しながら、
ビリーバンバンのお二人の「白いブランク」を聴いていると、
思わず涙がこぼれてきました。

湿っぽい話になってしまいましたが、
主役のマンドリンクラブの演奏は、もちろん素晴らしかったです。
今年、特に印象に残っているのは、
チャップリン自ら監督・脚本・主演・音楽を務めた
喜劇映画「モダン・タイムス」の劇中歌である「スマイル」という曲です。

また、古賀政男さんの「影を慕いて」は、いつ聴いても感動します。
マンドリンとギターの調べが、これほど人に感動を与える曲は、
ほかにないのではないでしょうか…。
私は、毎年、このメロディーを聴きたいがために、
定期演奏会に通っていると言っても過言ではありません。

元気でいる限り、これからも通い続けたいと思っています。
さて、来年は、どんなゲストが松山に来られるのかな…?