しんちゃんの老いじたく日記

昭和30年生まれ。愛媛県伊予郡松前町出身の元地方公務員です。

やっかいな二人

今月12日の日経新聞「生活」面に掲載されていたのは、
『妻、気がつけば「夫源病」 夫がストレスに』という記事でした。

この見出しに続く次の記述を読んで、我が身を振り、しばらく考え込んでしまいました。

『妻の体の不調の原因は夫、ということがあるのをご存じだろうか。
 その名も「夫源病」。夫の無神経な立ち居振る舞いや言動が原因で、
 更年期の変調などで診察を受けるまで気づかない人が多いようだ。
 処方箋はもちろん、夫が行動を改め、互いに本音を言い合える関係を取り戻すこと。
 夫婦はどのように病に立ち向かえばよいのか。』

記事に登場する、耳慣れない言葉である「夫源病」とは、
「頭痛」、「めまい」、「耳鳴り」、「気分の落ち込み」などが主な症状とされていて、
医学的な病名ではないとのことでした。

「40〜60歳代女性の間で、更年期障害とされてきた体調不良の原因の一つに、
 夫の無神経で鈍感な言動があり、
 それらを大阪市の医師、石蔵文信氏が夫源病と名付けた。」
記事では「夫源病」のことを、このように解説していました。

実は、私の妻も、長く更年期障害に苦しんでいます。
記事を読んで、よくよく考えてみると、
その主要な原因は、私の「無神経で鈍感な行動」にあることは、
ほぼ間違いないような気がします。

さらに我が家では、私よりも遥かに「マイペース」な、
父親(妻からいえば義父)という存在があります。
この「やっかいな二人」を抱える妻のストレスは、並大抵のものではありません。

では、この「夫源病」にどのように立ち向かえばよいのか?
記事は、次のようにアドバイスしています。

『夫源病を防ぐため夫婦に必要なのも、この相手の話に耳を傾ける姿勢だろう。
 言葉に出さなくてもわかり合えるという思い込みは論外。
 妻を名前で呼び、おはよう、ありがとうと声をかけ、会話を心がける。
 妻も夫に横暴さを感じたら我慢しない。時にはけんかしてでも改めてもらおう。
 「うちの妻もひょっとして」と感じたあなた。最近、妻と話しあっていますか。』

はぃ、よく分かりました。
よく分かりましたが、これを実行に移すのは、我が家では困難を伴います。
この世の中に、夫婦関係ほど難しい関係はないではないかしら…?
う〜ん、つくづく人生は難しい…。