しんちゃんの老いじたく日記

昭和30年生まれ。愛媛県伊予郡松前町出身の元地方公務員です。

彼岸の入り

今月16日の朝日新聞天声人語」で、
正岡子規の「毎年よ彼岸の入に寒いのは」という俳句が紹介されているのを読んで、
今日18日が「彼岸の入り」であることに気がつきました。

興味があったので、
松山市立子規記念博物館のHPで、
「彼岸」というキーワードで子規の俳句を検索したところ、
47件もの俳句がヒットしました。

天声人語」で紹介されていた俳句のほかには、次のような俳句がありました。

 ・彼岸とて誰に手向けん蕗(ふき)の花
 ・仏達を笑ふてくらす彼岸哉
 ・世の中を笑ふてくらす彼岸哉
 ・うき人よ彼岸参りの薄化粧
 ・ほろほろと椿こぼるゝ彼岸哉

これら俳句のうち、「ほろほろと椿こぼるゝ彼岸哉」は、
伊予市上三谷の「えひめ森林公園」に、句碑が建立されているようなので、
我が家から近いことだし、暖かくなったら一度見に行こうかな…。

そして、彼岸に関連して、
先ほどの「天声人語」では、墓参りのことも書かれていました。

『次世代に残したい年中行事を主婦に聞いたら、
 初詣や雛祭りなとに続いて墓参りが5位に入った。
 ランドセル素材で知られるクラレの6年前の調査だが、
 多くの行事をしのいで、ご先祖の存在感はなかなかだ。』

私は、彼岸の入りを前にして、
16日の日曜日に、妻と孫娘の3人で先祖のお墓参りを済ませました。
すっかり大きくなった孫娘を見て、亡き母もさぞかし喜んでくれたと思います。

天声人語」に書かれているように、
先祖を偲ぶ「墓参り」という行事は、
孫娘にもしっかり引き継いでいきたいと思っています。