しんちゃんの老いじたく日記

昭和30年生まれ。愛媛県伊予郡松前町出身の元地方公務員です。

プロの条件

自宅近くの大型スーパーが、今月20日にリニューアルオープンし、
連日、大勢の人で賑わっています。

新しくお目見えした店舗や増床した店舗など態様は様々ですが、
その全体に占める割合の大きさに驚いてしまいます。
春から夏にかけて、まだまだリニューアルは続くようです。

栄枯盛衰ではないけれど、やはり小売業やサービス業も、
「変わらずに生き残るためには、自ら変わらなければならない。」ようです。

さて今日は、ビデオに録画しておいた
NHK「プロフェショナル・仕事の流儀」を観ました。
今月3日の放送は、会議通訳者・長井鞠子さんの
『言葉を超えて、人をつなぐ』でした。

放送の中で強烈に印象に残っているのは、
「準備と努力は、裏切らない」という言葉です。
その意味するところは、番組HPの解説を引用さていただくと、
次のような内容です。

『通訳になって47年。
 いまや大ベテランとなり、あらゆるジャンルの国際会議を任される長井だが、
 最も大切にしているのは地道な下準備だ。
 どんな仕事でも、事前に手書きの単語帳を作る作業を欠かさない。
 手書きで1つ1つ書き出すのは、カギになりそうな専門用語や難解な単語ばかりではない。
 高校レベルの基本単語でも、
 最適な訳はなにかを探り当てるために、辞書を丁寧に引き続ける。
 かつて、たった一度準備を怠ったときの苦い経験を胸に、
 どんなに時間がないときでもこの準備は怠らない。
 「準備と努力は、裏切らない」。
 その信念こそが、長井のよどみない同時通訳を支えている。』

また、「プロフェショナルとは?」という問い掛けに対して、
長井さんは、次のように答えていました。

『一心に、その道に邁進するという意味での、
 わがままな力を持っている人だと思います。
  〜(略)〜
 常に来る仕事に対して準備を怠らない、それもプロの条件だと思います。』

長井さんと私とでは、比較の対象にもなりませんが、
根本的に私には、仕事に対する「真剣さ」が足りないようです。(反省)

観ていて「背筋がピンと伸びた」番組でした。