今日の日経新聞「電子版」を読んでいて、
面白い記事というか、「名言名句」盛りだくさんの記事を見つけました。
米シリコンバレーに本拠を置く大手クラウドサービス、エバーノート社の
フィル・リービン最高経営責任者(CEO)が、
名門・品川女子学院を訪れ、生徒と交流したという記事です。
記事によると、品川女子学院は、
過度なソーシャルメディア依存などを招くとして
スマホ使用禁止を打ち出す学校も多いなか、
IT機器に四六時中触れさせる環境を、あえて採り入れているそうです。
普段からタブレットを使いこなしている品川女子学院の生徒に、
リービン氏が伝えた3つのメッセージは、
私のような中年男性にも、大いに参考となるものでした。
「自分より優秀な人々がいる環境に身を置くこと」
「一生つきあえる親しい友人との関係を育んでほしい」
「あったらいいな、と思うものを自分自身のために創り出すべき」
そして、品川女子学院・漆校長の次の言葉も、けだし名言だと思いました。
「起業マインドとは必ずしも会社を興すことを指すのではなく、
社会に出たときに責任ある大人として周囲のために振る舞えるかの素養である」
「道の真ん中に大きな丸太が転がっていたとして、不平や文句を言うだけではダメ。
危ないから丸太を切ろう、力を合わせて移動しよう、というように
周囲を巻き込んで課題を解決していける大人になれるかどうかが問われている」
「情報機器は世界の人々とつながる窓。さらに社会がグローバル化するなか、
ITを使いこなせることは協力しあって課題解決を進めるうえで武器になる」
こうした漆校長の言葉をお聞きすると、
IT機器の象徴ともいえるスマホの、学校現場における使用禁止についても、
「再考の余地があるのかな…?」と思うようになりました。
ところで、スマホで思い出しましたが、
3歳の孫娘は、妻や娘のスマホを「おもちゃ代わり」にいじっています。
しかも、その動作は軽快そのもの……。
もう既に孫娘は、「世界」とつながっているのかもしれません。