新聞を読む楽しみ方の一つに、「片言隻句」を見つける楽しみがあります。
私の場合、それは記事下の新刊書の広告欄で見つけることが多いです。
今日の日経新聞にも、
東大医学部緊急医学分野の先生が書かれた
『おかげさまで生きる』(幻冬舎)という本の広告が掲載されていて、
その中に、次のような心惹かれる言葉を見つけることができました。
・人生は、寿命があるからこそ素晴らしい。
限られた時間をいかに過ごすかが大事。
・生きることとは死ぬこと。
あるがままの自分を受け入れ、「すべては学びである」と知る。
・人生は、生きた年数で判断されるべきものではない。
死から逃げない、目をそらさない。
・反省すれども後悔せず。
・私たちがあの世に持っていけるのは、様々な経験から得た記憶だけ。
・人生はギブ・アンド・ギブ。
惜しむなく与え続けると、全く別のところからギフトが届く。
・目には見えないものには敏感に。
世の中のせわしなさには鈍感に。
・国を愛する気持は、歴史を正しく学び、
互いを思いやることから生まれる。
・あいさつは思いやりの作法であり、お互いの生存確認である。
赤字にした言葉が、特に気に入っています。
「反省すれども後悔せず」なんかいいですよね〜。
ただ、これが本の購買に直接結びつくことは滅多にありません。(ゴメンナサイ)
やはり、日曜日の書評欄にはかなわないと思います。
あ、そうそう…。
今日の『シニア記者がつくるこころのページ』にも、
安斎育郎さんの重みのある名言がありました。
・思い込みと欲徳が目を曇らせる
・理不尽は手を替え、品を替えて現れてくる。
………心したいと思います。