先月30日付けの溜池通信「不規則発言」における
「かんべえ」さんの次の発言を読んで、考えるところがありました。
『要するにこの世の中からは無頼派が消えつつある。
せいぜい伊集院静と西原理恵子くらいしか残っていない。
ほとんどの人が組織に属していて、
誰かに守られようとしている時代には仕方のないことかもしれぬ。
名文家として名前を残したければ、
とりあえず医療保険やら国民年金を捨てるところから始めるべきだろう。
いかんねえ、こういうのをMid Life Crisisというのか、
最近のワシはついつい愚痴が多くなる。秋深し 昭和を語れば とめどなし。』
この日記を書いている私も、組織に属する人間の一人です。
自治体という組織に守られて生きているのは間違いのない事実です。
ですから、本人は無意識のうちに、「本音」を語ることを避けているのかもしれません。
悲しきかな 宮仕え……。
この日記に自由気ままなことを書けるのは、
「組織」を完璧に卒業してからになるのかもしれません。
ひょっとしたら、それからは、私にも「名文」が書けるかしら?
それはまたそれで、別次元の話なのでしょうね……きっと。