一昨日のこの日記で、
書店で本の背表紙を見る幸福感について書いたところですが、
今日24日の朝日新聞「天声人語」は、その「書店の魅力」に関するコラムでした。
コラムの次の文章を読むと、「そう、そう」とうなづいている自分がいます。
『電子書籍の脅威もあり、紙の本の苦境は続く。
大型店勤務が長い田口久美子さんの『書店不屈宣言』は、きっぱり言う。
「本はかたちがあってこそ本だ」。紙とインクでできたモノなのだ、と。
紙の本で育った者として深く賛意を表したい。
私たちの生活圏の中にある書店こそ、紙の本の「命綱」だという主張にも。
目当ての本を手に入れるだけの場所ではない。
書店は、未知の書物との魅惑的な出会いの場でもある。』
「命綱」はちょっと大げさなような気もするけれど、
「未知の書物との魅惑的な出会いの場」という表現は、
まさにそのとおりだと思います。
そして、これも一昨日のこの日記で、
同じ本の背表紙を見るにしても、
書店と図書館の本は幸福感が違うと書きましたが、
その理由の一端が分かったような気がします。
それは、「身銭を切るか、切らないか」の違いでしょうか…。
本の背表紙を眺めるときの「真摯さ」の違いなのかもしれません。
さて、書店の次はラグビーW杯の話題です。
昨夜のスコットランド戦で、ジャパンは10対45と完敗しました。
前半を終わった時点では、今日もいけるのでは、との期待がありましたが、
後半、パスをカットされて独走トライを奪われて以降、
試合を観戦する気力が失せてしまいました。
今回のジャパンは、ミスや反則が多く、自滅したような感じがします。
また、五郎丸選手のキックが、肝心な場面で決まらなかったのも痛かったです。
次は、サモア戦です。
今回の敗戦を教訓にして、果敢にベスト8にチャレンジしてほしいです。
今のジャパンなら、それができる実力があると思います。