しんちゃんの老いじたく日記

昭和30年生まれ。愛媛県伊予郡松前町出身の元地方公務員です。

地域性重視の戦略

今日もよく晴れて、真夏のような日差しと暑さでした。

ふぅ~、それにしても暑かった。

最近の日本の気象は、いったいどうなっているのかしら?

 

さて、ビデオに録画しておいた「カンブリア宮殿」を観ました。

番組ゲストは、日本一の駅弁メーカーで、

横浜に本社がある、崎陽軒野並直文社長でした。

 

野並社長の言葉として印象に残った一つが、「狩猟型企業」と「農耕型企業」です。

崎陽軒は、地域に根を下ろし幹や枝を育てる「農耕型企業」とのことでした。

 

その意味するところは、

大人気のシウマイの売り上げを増やすために全国展開はせず、

地元横浜でのお弁当には必ず「ひも」をつけるなど、

地元重視の徹底した「ローカル戦略」を採用しているというものです。

 

もう一つは、

「変えてはいけないものほど簡単に変えられて、

変えていいものほど変えるのが難しい」(うろ覚えで正確でないかもしれません)

というニュアンスの言葉でした。

 

「ローカル戦略」とはいえ、

横浜市は全国一の人口を擁する政令指定都市でもあり、

本来のローカル企業が到底真似できるものでありませんが、

「地元の消費者との信頼関係作りに注力する」という企業理念は、

見習うべき点があると思いました。

 

それはそうと、

「変えてもいいものほど変えるのが難しい」という言葉は、

人間の性格や行動にも当てはまるような気がします。

 

この頑固で独りよがりな私の性格と短絡的な行動は、

「変えてもいい」、いや「変えるべき」ではありますが、

これが実に難しいものなのです。

 

余談ですが、「きようけん」とパソコンで入力すると、

しっかりと「崎陽軒」と変換されるのには驚きました。

愛媛では、その企業名はあまり知られていないと思いますが、

ある意味、「グローバル企業」なのですね……。