しんちゃんの老いじたく日記

昭和30年生まれ。愛媛県伊予郡松前町出身の元地方公務員です。

高齢化社会の未来図

ビデオに録画しておいた「カンブリア宮殿」の二つの番組を観て、

高齢化社会の「未来図」を想像しました。

 

一つ目は、

高齢で買い物がままならない「買い物難民」の問題を解決するため、

高齢者の玄関先まで商品を届ける、小型の移動販売車「とくし丸」。

 

二つ目は、

食事制限が必要な病気の人や高齢者向けまで、

240種類もの弁当を宅配する「ファンデリー」というベンチャー企業。

女性社員40人全員が管理栄養士・栄養士の資格を持ち、

メニュー開発から電話応対、さらに利用者一人一人に対する相談まで

対応するという徹底ぶり。

 

実は、私も、これと似たようなサービスを現に利用、

または過去に利用したことがあります。

 

一つは、自宅近くの大型スーパーが取り扱っている「ネット・スーパー」です。

ペーパードライバーの私は、

いつもは自転車でその大型スーパーに買い物に出かけるのですが、

2リットルのペットボトルやお米、ティシュペーパーなど、

「重い」か「嵩張る」商品の買い物に苦労していました。

 

それが、このネットサービスを利用すると、

玄関先まで重い商品を運んでいただけるので、とても助かっています。

 

もう一つ、利用したことがあるのが宅配弁当です。

以前、妻が3週間ほど入院したり、

亡き義兄の看病のため長期間不在だったときに、このサービスを利用しました。

こちらも、土日を除いて、自宅玄関先まで届けてもらえました。

食材は電子レンジで温めるだけなので、ほとんど負担感がありません。

このサービスがなければ、実父の食事の世話までできなかったと思います。

ただ、「ファンデリー」のような栄養指導など、

付加価値の付いたものではありません。

 

先ほどの二つの企業の取組みは、

高齢者社会における潜在的な需要を、先駆的に取り込んだものだと思います。

「発想の転換」と「需要の創造」で、

高齢化社会でのビジネスチャンスは、

いくつも発見できるのではないかと感じた次第です。