しんちゃんの老いじたく日記

昭和30年生まれ。愛媛県伊予郡松前町出身の元地方公務員です。

長生きと「複雑な心境」

明治安田生活福祉研究所が、
2015年3月、全国の40~69歳の男女10,351人を対象に、
セカンドライフの生活設計」をテーマとする調査を実施したとのことで、
その結果が、同研究所のHPで公表されています。

 

調査では、セカンドライフに向けた家計や資産、
いわゆる「終活」に関する意識や実態などについて、

幅広い結果が得られたようです。
そのなかでは、私にとって、とても興味深い結果もありました。

 

まず一つ目は、「葬儀とお墓についてどう考えていますか?」という質問です。
・「自分が亡くなっても子供は葬儀をしてくれなくていい」約44%、
  ひとり親と未婚の子世帯は約58%

・「自分が入るお墓は将来子どもに守ってもらいたい」約50%、
  三世代世帯は約64%

「子供は葬儀をしてくれなくていい」という回答の割合が

意外と高いのには驚きました。

 

私も、子どもは娘が一人なので、無理に葬儀をする必要はないと思っています。
また、「自分が入るお墓」については、先祖も御一緒なので、
娘が生きている間は、思い付いた時でいいから、お参りしてほしいと願っています。

 

二つ目は、「社会保障制度の充実・企業の施策にどれくらい期待しますか?」

という質問です。

社会保障制度の充実に期待:「年金」約57%、「医療」約64%、
 「介護」約62%、「子育て支援」約55%

・企業の施策に期待:「雇用の安定」約67%、
 「取得しやすい育児・介護休暇制度」約59%

 

この結果も、意外といえば意外でした。
子育て支援」の割合が案外高いということは、
皆さん、自分のことだけでなく、将来世代のことも考えておられるのですね…。

 

三つ目に、「長生きしたいですか?」という質問については、
・「ピンピンコロリに憧れる」40~60代男性で約92%、女性は約96%

・「同年代の人より長生きしたい」40~60代男性で約17%、女性は約9%

 

この気持ちも、よく理解できます。

できれば苦しまずに死にたいし、そして、人よりは長生きしたくないし……。

どうやら、長生きすることにも、皆さん、「複雑な心境」があるようです。