長かった年末年始のお休みも今日が最終日です。
そして今日も腰痛に苦しんでいます。
さて、今日の日経新聞「読書」欄の『リーダーの本棚』は、
公正取引委員会委員長の杉本和行さんでした。
記事によると、
杉本さんは、東大入試が安田講堂事件で中止になった学年で、
「読書遍歴もそんな時代の残像を映している」と書かれていました。
ということは、私より5歳年上の昭和25年生まれだと思います。
それにしても、杉本さんの「私の読書遍歴」に、
私が読んだことがある本が、たくさん紹介されているのには驚きました。
例えば、村上春樹の「ノルウェイの森」や「色彩を持たない多崎つくると、彼の巡礼の年」。
浅田次郎の「蒼穹の昴」、柴田翔の「されどわれらが日々」。
高橋和巳の「我が心は石にあらず」、「邪宗門」、「悲の器」。
そして司馬遼太郎の「「明治」という国家」です。
う〜ん…。ということは、
私と杉本さんの読書の「相性(?)」がとても良いことになります。
偉いリーダーの方と読書傾向が同じで、
なんだか恐れ多いというか、光栄な気持ちでもあります。
でも、よくよく考えてみると、
私の世代と杉本さんの世代には、「共通項」があるのかもしれません。
記事を読むと、本の感想を次のように書かれていますから…。
『周りも皆、読んでいましたよ。
世の中の体制をどう考えるべきか、
こんな現実でいいのか、という気分に囲まれて。』(高橋和巳)
『反抗と挫折の論理も印象深いです。』(柴田翔)
『全共闘やビートルズ。主人公が我々と同世代のたたずまいで描かれています。
ナイーブさと挫折が心に響きます。』(村上春樹)
この文章を読んで、
高橋和巳や柴田翔を読んでいた学生時代を懐かしく思い出しました。
ただ、あの頃の「体制批判精神」は、私からすっかり無くなってしまったけど…。
さぁ〜、明日から仕事です…。
朝早く起きれるかな…? 今からとても心配です。