しんちゃんの老いじたく日記

昭和30年生まれ。愛媛県伊予郡松前町出身の元地方公務員です。

現代の教養とは?

最後まで試合を諦めない、闘志あふれる素晴らしい試合だったと思います。

ラグビー大学チャンピオンの帝京大は、
トップリーグ3位の東芝に善戦しましたが、24対38で敗れました。

今日の試合で帝京大は、
大学生でもトップリーグの選手を相手に十分戦えることを証明してくれました。
逆の見方をすると、他の大学は、フィジカル面やメンタル面をよほど鍛えないと、
今の帝京大には当分勝てないような気がします。

さて、話は変わりますが、
『おとなの教養〜私たちはどこから来て、どこへ行くのか?』
(池上彰著:NHK出版新書)を読了しました。

池上さんらしい分かりやすい解説で、しかも面白い内容で、
あっという間に読んでしまいました。

本の「序章」で池上さんは、次のように述べられています。
『人生をある程度生きてきた読者のあなた。
 いま改めて勉強しなおしたいと思うようになった根底には、
 「自分はどこから来て、どこへ行くのか。自分はいまどこにいるのか」
 という問いかけがあるのではないでしょうか。』

う〜ん、まいりました…。
まるで目の前にいる私に問いかけられているような感覚でした。

また、池上さんは、
『「自分自身を知る」ことこそが現代の教養だろうと私は思います。』
と述べられています。

私がいろいろな本を読んで、いろいろなことを知りたいと思うのは、
自分自身を知るための作業だったのかもしれません。

さらに、池上さんは、
現代の教養を具体的に学ぶものとして、
①宗教、②宇宙、③人類の旅路、④人間と病気、
⑤経済学、⑥歴史、⑦日本と日本人、の7科目を示されています。

私の読書傾向としては、
①、⑤、⑥、⑦に関連する本が多いのですが、
これからは、②、③、④の分野にも挑戦したいものです。

『単に受け取るだけではなく、それを現代に生かし、
 より良い社会をつくり、より良い人生を築いていく。
 それがリベラルアーツというものの価値なのです。』

本の最後では、池上さんはこのように述べられていました。
私の人生も後半戦になりましたが、「より良い人生を築いていく」ために、
リベラルアーツ探求の旅路を、これからも続けていきたいと思います。