しんちゃんの老いじたく日記

昭和30年生まれ。愛媛県伊予郡松前町出身の元地方公務員です。

いのちの根の深さ

先月15日に放映されたNHK「日曜美術館」の
『自分のことば じぶんの書〜書家で詩人・相田みつを〜』をビデオで観ました。

相田みつをさんの関連著書は、私も何冊か所有していて、
心が荒んだ時など、折に触れて目を通すことがあるほか、
相田みつを美術館」などで購入した色紙や額などを
玄関や台所などに飾っています。

今回、番組を観て初めて知ったことは、
「雨の日には 雨の中を
 風の日には 風の中を」という作品について、

相田さんが40代から60代にかけて書いた作品が、
それぞれ書体が微妙に異なっているということでした。

また、最終的に残ったのはこの4行ですが、
ノートに書き残された本来の詩は、もっと長いというものでした。

さて、私が部屋に飾っている色紙や額のことに戻りますが、
その一つは、「道」という詩が書かれた色紙

その二つは、「ともかく具体的に動いてごらん 具体的に動くと答えが出るから」
という詩が書かれた小さな額

その三つは、
「つまづいたっていいじゃないか 人間だもの」
という詩が書かれた少し大きめの額

その四つは、「肥料」という詩が書かれたポストカード 

おっと…、そういえば、職場にも
「夢はでっかく根は深く」という詩が書かれたカップが…。

う〜ん、こうして改めて数えてみると、たくさんあるなぁ〜。
このなかでも、私が一番好きなのは、やっぱり「道」かな……。
この詩には、何度救われたことか。

そのたびに、
私の「人間としてのいのちの根」がふかくなったかどうかは
自信がありませんが、そう信じていたいと思います。