今月8日に放映されたNHK・クローズアップ現代の
『観光にビッグデータ!?〜外国人呼びこむ新戦略〜』をビデオで観ました。
番組によると、観光ビッグダータを使った調査から、
意外な場所が人気スポットになっているなど、
外国人の知られざる行動が明らかになってきたとのことでしたが、
私たちが思いもよらない意外な観光スポットが、身近にあることに驚いた次第です。
日本観光の課題や戦略を考えるうえで、
今後さらに、観光ビッグデータが活用されることが期待されますが、
番組では、その「着眼点」というものが提起されていました。
例えば、次のようなものです。
・日常の中で自然に生まれた渋谷の交差点など、
外国人にとっては、観光客向けに作られた施設では味わえない、
「本物でユニークな経験をする」ことが大事であること。
・大型のバスでたくさん来るアジアのお客様とか、
「爆買い」といわれる行動が目につくけれども、
訪日観光の市場というのは、本当に多くのいろいろな国の、
あるいはいろいろな趣味を持った方がたくさんいる
細分化された多様化されたマーケットであること。
・観光の現場で働く人々が自分自身も海外に出て、
異文化の中の不便、不安、不満というものを感じること、
それによって自分たちが他国の人を受け入れるときに、
同じ人としてそれを解消してあげる、
そういう気持ちを持ち実践をするということが重要であること。
ところで、愛媛県には、
「道後温泉」や「松山城」、「瀬戸内しまなみ海道」といった
全国的にも名の知れた観光名所がありますが、
ひょっとしたら、もっと意外な観光スポットが身近にあるのかもしれません。
常識にとらわれないためにも、
観光ビッグデータやSNSの情報分析にとどまらず、
「受入れ側」も積極的に海外に出て、「外」から「内」を見る必要性を感じました。