しんちゃんの老いじたく日記

昭和30年生まれ。愛媛県伊予郡松前町出身の元地方公務員です。

血肉となる本

今日16日の読売新聞「編集手帳」には、
中学生、高校生に薦める本を全国の学校の先生にアンケートをして選ぶ
「君に贈る本大賞」(読売中高生新聞主催)のことが書かれていました。

大賞は、夏目漱石の「こころ」ということでしたが、
コラムには書かれていないそ「こころ」以外の本はどんな本なのか知りたくて、
さっそくネットで調べてみました。

上位10位以内の本で、私が読んだことのあるのは次の本でした。
 1位 こころ       夏目 漱石
 2位 永遠の0      百田 尚樹
 3位 竜馬がゆく     司馬遼太郎
 4位 博士が愛した数式  小川 洋子
 9位 夜と霧       ヴィクトール・フランクル

逆に、まだ読んだことのないのは次の本でした。
 5位 夜のピクニック   原田  陸
 6位 風が強く吹いている 三浦しをん
 7位 深夜特急      沢木耕太郎
 8位 赤毛のアン     モンゴメリ
 10位 きみの友だち    重松  清

この結果をみると、
私が読んだことのある本は、客観的にみて、どの本も良書だと思います。
フランクリンの「夜と霧」が10位以内に入っていたのには驚きましたけど…。

「こころ」が1位となっていたのも納得できました。
この本は、中・高校生の頃だけでなく、できれば、20代、30代、40代…と
人生の節目節目で読まれることをお薦めします。
自分の成長に合わせて、「先生」の苦悩が理解できていくような気がします。

コラムには、
『中学生といえば、
 悩み傷つきながら人生の道しるべを手探りし、
 それを血肉に消化することのできる年頃である。』と書かれていました。

まことにおっしゃるとおりです。
私もこの時期に、受験勉強だけでなく、
もっともっと自分の血肉となる本を読んでおけばよかった…と反省しています。

そして、まだ遅くはないと思うので、
読んだことのない本にも挑戦してみたいです。