日本経済新聞電子版で、
『「イクメンは出世できない」は本当か』という記事を読みました。
記事によると、今年の年明け早々に、
某情報誌で漫画家の弘兼憲史さんが書いたコラム
「育児に熱心な男は出世しない」が
SNSや各メディアで話題になったそうです。
弘兼さんのコラムを読んでいませんが、
記事では、コラムの論旨と問題点が次のように簡潔にまとめられていて、
とても分かりやすかったです。
まず、コラムの論旨についは、
・昨今、もてはやされているイクメンだが、
家庭的なパパは会社ではそんなに出世しない。
・たとえ子どもの誕生日だとしても会社の重要案件となれば、
給料をもらっている以上、やっぱり会社を優先すべき。
次に、コラムが提起している問題点については、
・イクメンが出世できないという前提で、共働きの妻は自分の夫に、
イクメンであることを求めるか。「カセメン(稼ぐ男)」であることを求めるか。
・イクメンが出世できないままで日本は、どうなってしまうのか。
そのうえで、記事の執筆者は
『「イクメンが出世しない会社の業績は悪化する」という
次のような美しい因果関係を証明してくれる方いないでしょうか』
と述べられていました。
イクメンが出世しない → そのような会社には、優秀な女性が就職しない
→ 優秀な男性と女性のバランスが崩れる → 多様な人材が集まらない
→ 会社の業績悪化
う〜ん、弱ったな……。
この「イクメンと出世」の議論に関しては、私は全く語る資格がありません。
だって、ほとんど子育ては妻に任せっぱなしでしたから…。
今は、「痛切に反省」しています。(どこかで聞いたことのあるセリフですけど…)
ただ、これからの日本は、
「イクメンが出世するような社会でなければならない」ことは
間違いなく「世の中の常識」になっていくと思います。