しんちゃんの老いじたく日記

昭和30年生まれ。愛媛県伊予郡松前町出身の元地方公務員です。

重い言葉

昨日に引き続き、今日も仕事はお休みです。

というのも、今日は住職さんの檀家回り……。
我が家も午後1時過ぎに住職さんの訪問を受け、
御先祖様のために読経をあげていただきました。

陽が少し陰ってからは、
かねてから懸案となっていた庭木の消毒に取り組みました。
お盆に仕事は休んでも、こなすべき家事は結構あるものなのです。

さて、今日の愛媛新聞には、「戦後70年特集」として、
「特攻隊員の日記」が掲載されていました。

日記を書いたのは、私と同じ松前町の出身で林憲正さんという方でした。
さらに、記事によると、林さんの日記は、
「きけわだつみのこえ」で紹介されていると書かれていたので、
さっそく本棚から取り出して原文を確認することにしました。

本では「愛媛県出身」としか紹介されていなかった
若い特攻隊員の日記が、同じ松前町の出身ということで、
にわかに身近な存在として感じられるようになりました。

そういえば、先祖のお墓がある墓地にも、
先の大戦でお亡くなりになった方の、ひときわ立派なお墓が数基建っています。
ところで、先ほどの林さんの日記には、次のような記述がありました。

『父上母上初め兄弟姉妹、その他親戚知人の皆様さようなら。
 御元気でやって下さい。
 私は今度は「アンデルセン」のおとぎの国へ行って、そこの王子様になります。
 そして小鳥や花や、木々と語ります。
 大日本帝国よ、永遠に栄えんことを』

安倍首相の「戦後70年談話」が発表された今日、
改めて読み直しても、
英霊の残された言葉は、とてつもなく重いものがあります。