しんちゃんの老いじたく日記

昭和30年生まれ。愛媛県伊予郡松前町出身の元地方公務員です。

快挙を喜ぶ

今月29日付け日経新聞「何でもランキング」の
「お薦めの観光列車、ベスト10」の第1位に、
JR四国の「伊予灘ものがたり」が選定されていた記事を読んで、
びっくりしたのと同時に、とてもうれしい気持ちになりました。

私は、昨年7月27日のこの日記に、
「忘れ難き風景」と題して、次のような文章を書きました。

『子どもの頃に見た風景の中で、
 幾つになっても記憶に残っている風景というものがあります。

 JRは国有鉄道で、予讃線に内山線はなく、
 南予方面へは海回りで列車が走っていた時代に、
 母の生まれ故郷の伊予郡双海町に帰省する際、
 車窓から見た小網という集落に広がる
 まるでピンクの絨毯のような「干しエビ」の風景と
 どこまでも真っ青な海と空と高くそびえる真っ白な入道雲……。

 そして、母の実家から数メートルの渚から見た、
 絶対に絵の具では創ることができないような真赤な海に沈む夕日……。
 そう、それは、私にとって忘れ難き風景なのです。

 今日の愛媛新聞に、
 JR四国がJR予讃線海回りの松山〜伊予大洲八幡浜間に走らせる観光列車
 「伊予灘ものがたり」の出発式がJR松山駅であった、
 との記事が掲載されていました。

 「海回り線は利用者が1日平均400人ほどの赤字ローカル線だが、
 沿線の風景は素晴らしく、ゆっくり鉄道で楽しんでほしい」との、
 JR四国社長のあいさつも紹介されていました。

 この観光列車に乗車した子どもたちが、
 車窓からの素晴らしい風景を見て、
 私のように、
 いつまでもその風景を記憶に留めてほしいと願っています。

 私も、是非この観光列車に乗って、
 子どものころの自分に、再び巡り会いたいと思っています。』

この日記を書いてから約1年…。
私が子どもの頃に見た風景をバックに走る列車が堂々の全国1位になるとは…。
先ほどの記事には、
「食事や景色が多彩で何度乗車しても飽きない」
という高評価のコメントも掲載されていました。

かくいう私は、
実は、まだこの観光列車に乗ったことがありません。
全国1位になったことで、予約の確保も難しくなりそうです。

「子どもの頃の自分に再び巡り合える」のは、
一体いつのことになるのでしょう…?