今日から「寒の入り」なのに、とてもそのようには思えない季節感があります。
ただ、我が家のヤマモミジは正直者なのか、紅くなった葉っぱをすっかり落として、
ほぼ丸裸の状態で寒さの本番を迎えることになりました。
無味乾燥がちの冬景色のなかで、自慢するように可憐な花を咲かせています。
今日の日経新聞「春秋」には、そのスイセンのことが次のように書かれていました。
『コンビニに買い物に行く道すがら、
近所のお宅の庭でひと群れのスイセン(水仙)が咲くのを見つけた。
地面からすくっと伸びた茎の先の花は、
清らかな白さの中に、りんとした気高さを漂わせる。
地中海域の原産で、中国を経て平安時代に渡来した。雪中花ともいう。』
続いて「春秋」は、スイセンから転じて北朝鮮の「独裁者」の近況に触れ、
文章の最後は『水仙を1本贈ろうか。花言葉は「うぬぼれ」』で終わっていました。
いゃあ~、驚きました。「春秋」のコラムニストは、予知能力があるのでしょうか?
今日のお昼過ぎに、「北朝鮮が水爆実験実施」という、
とんでもないニュースが飛び込んできました。
サウジアラビアとイランの国交断絶に続く北朝鮮の水爆実験実施……。
正月気分がいっぺんに吹き飛ぶどころか、
国際情勢そのものが「寒の入り」をしてしまったようです。
ところで、今月4日の溜池通信・不規則発言では、
「かんべえ」さんが、ユーラシアグループが発表した
「2016年 Top10 Risks」を紹介されていました。
その第7位は、「予測不可能な政治家たち(Unpredictable Leaders)」。
『ロシアのプーチン、トルコのエルドガン、サウジのサルマン副皇太子、
そしてウクライナのポロシェンコなど、
風変わりな指導者が国際政治を引っ掻き回す。』との日本語訳が付いていました。
う~む……。どうやら、ユーラシアグループは、
東アジアの危険な人物を一人、お忘れになられたようです……。