しんちゃんの老いじたく日記

昭和30年生まれ。愛媛県伊予郡松前町出身の元地方公務員です。

「寒の入り」の雑感

今日6日は、二十四節気の「小寒」です。

今日から「寒の入り」なのに、とてもそのようには思えない季節感があります。

 

ただ、我が家のヤマモミジは正直者なのか、紅くなった葉っぱをすっかり落として、

ほぼ丸裸の状態で寒さの本番を迎えることになりました。

対照的なのは、この時期に咲くスイセン(水仙)です。

無味乾燥がちの冬景色のなかで、自慢するように可憐な花を咲かせています。

今日の日経新聞「春秋」には、そのスイセンのことが次のように書かれていました。

 

『コンビニに買い物に行く道すがら、

 近所のお宅の庭でひと群れのスイセン水仙)が咲くのを見つけた。 

 地面からすくっと伸びた茎の先の花は、

 清らかな白さの中に、りんとした気高さを漂わせる。

 地中海域の原産で、中国を経て平安時代に渡来した。雪中花ともいう。』

 

続いて「春秋」は、スイセンから転じて北朝鮮の「独裁者」の近況に触れ、

文章の最後は『水仙を1本贈ろうか。花言葉は「うぬぼれ」』で終わっていました。

 

いゃあ~、驚きました。「春秋」のコラムニストは、予知能力があるのでしょうか?

今日のお昼過ぎに、「北朝鮮が水爆実験実施」という、

とんでもないニュースが飛び込んできました。

 

サウジアラビアとイランの国交断絶に続く北朝鮮の水爆実験実施……。

正月気分がいっぺんに吹き飛ぶどころか、

国際情勢そのものが「寒の入り」をしてしまったようです。

 

ところで、今月4日の溜池通信・不規則発言では、

「かんべえ」さんが、ユーラシアグループが発表した

「2016年 Top10 Risks」を紹介されていました。

その第7位は、「予測不可能な政治家たち(Unpredictable Leaders)」。

 

『ロシアのプーチン、トルコのエルドガン、サウジのサルマン副皇太子、

 そしてウクライナのポロシェンコなど、  

 風変わりな指導者が国際政治を引っ掻き回す。』との日本語訳が付いていました。

 

う~む……。どうやら、ユーラシアグループは、

東アジアの危険な人物を一人、お忘れになられたようです……。