毎日曜日の日経新聞をいつも楽しみにしています。
というのも、読書好きの私にとって、
日曜版には、「リーダーの本棚」、「半歩遅れの読書術」、「この一冊」といった
「読書」に関する情報がたくさん掲載されているからです。
そして、もう一つ楽しみにしているのが、
「日曜に考える~ヘルス」の「ここの健康学」という連載です。
ここに書かれている内容を読むと、いつも「ほっ」とした気持ちになります。
ちなみに、先月31日の記事には、
「不安な気持ちは生き延びるための本能」だとして、
次のようなことが書かれていました。
『私たちは思いがけないことが起きた際、
まずはよくない事態を考えて身を守ろうとする。
これを専門用語では「ネガティビティ・バイアス」と呼ぶ。
ネガティブな方向に偏った判断をする傾向という意味だ。
こうすることで、私たちは太古の時代から生き延びてきた。
それを、無理にポジティブに考えるようにするのは好ましいことではない。』
『大丈夫だから気にするなと安易に励まし、後で大変なことを招く場合も多い。
大丈夫かどうかは、現実を確認して初めていえる。
思いがけないことが起きて不安になるのは自然なこころの動きだ。
同時に、何が起きているかを確認したい。』
自分自身のことを振り返ると、私は、基本的に「心配性」だと思います。
世間一般でいう「小心者」なのですが、
記事では、「よくないことを考えるのは、
無意識に自分を守ろうとする自己保存本能のようなものだ」との解説がありました。
そうなのですか…。「自己保存本能」と聞いて、ちょっぴり安心しました。
ただ、これからは、「何が起きているか確認する」作業も
怠りなく実行していきたいと思います。