第一生命経済研究所の『高齢者になっても勉強したい!』
というタイトルのレポートに、面白い記述を見つけました。
レポートによると、
『2014年に内閣府が実施した「高齢者の日常生活における意識調査」では、
65歳から69歳の71.8%は、自分を高齢者と感じていなかった。
70歳から74歳でも、高齢者だと自覚する人が47.3%なのに対し、
自覚しない人が48.2%と、高齢者と思わない人がわずかながら多かった。
また、「高齢者とは何歳以上か」という質問には、
「70歳以上」(29.1%)、「75歳以上」(27.9%)の割合が高く、
少なくとも65歳以上を高齢者と捉える人は6.4%しかいなかった。』
とのことでした。
う~む、皆さん、気持ちが若々しくて、まことに御同慶に耐えません。
私なんか、「60歳は若輩者」ということになりますが、
肉体・精神ともに、もう既に高齢者の域に達しているように思います。
続いて、レポートでは、
『少なくとも60代は元気で、高齢者の自覚がない人が少なくないのだから、
学び直しをして社会や地域に貢献したいと考える人は多いはずだ。
高齢者が高齢者を支える時代の到来に向けて、
高齢者の学習支援のあり方が注目される。』と指摘していました。
こちらについては、全く持って、そのとおりだと思います。
なにせ、私の夢は、
もう一度、大学で政治学や経済学などを勉強し直すことにあります。
このレポートの筆者が、セカンドステージの講義を受け持っている大学では、
学生は、下は50歳から上は90歳までと年齢層が広く、
子や孫に近い若い学生と席を並べて受講したりして、
活き活きと学んでいるそうです。
都会には、身近に高齢者向けの講座を持つ大学があって、うらやましい限りです。
私も、自分がそのように学んでいる姿を思い描き続けたいと思います。
そうしたら、夢が実現するかもしれませんから……。