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しんちゃんの老いじたく日記

昭和30年生まれ。愛媛県伊予郡松前町出身の元地方公務員です。

孤独のふたつの意味

論考・論評・コラム

昨日7日が二十四節気の「立秋」であったことを

忘れてしまうくらいの厳しい暑さが続いています。

ただ、少なくとも暦のうえでは秋になったので、

これからは徐々に涼しくなっていくことを期待したいと思います。

 

さて、久しぶりに、朝日新聞「折々のことば」の感想を書きます。

今日8日の「折々のことば」は、『選んだ孤独はよい孤独』という「ことば」で、

これは「フランスの言い習わし」とのことでした。

そして、鷲田清一さんの次のような解説がありました。

 

『人々から見捨てられていると感じることと、

 世評を気にせず自己のうちに深く沈潜することとは異なる。

 ロンリネス(ひとりぼっちの寂しさ)とソリチュード(孤独)とは

 まったくの別ものである。

 町なかで人々と一緒に暮らしながら、

 ひっそりとした一人の時間を大事にする生き方、

 つまり「市隠」に、評論 家・川本三郎はひかれる。

 地方紙に寄せた随想「市隠への憧れ」から。』


鷲田さんの解説に「市隠(しいん)」という聞き慣れない言葉があったので、

電子辞書で調べてみると、

「官に仕えないで、市井に隠居すること。また。その人」との解説がありました。

 

う~む、辞書の解説と鷲田さんの解説には、

若干ニュアンスの違いあるように思いますが、

私も、「町なかで人々と一緒に暮らしながら、

ひっそりとした一人の時間を大事にする生き方」に憧れてしまいます。

 

それにつけても、日本語で「孤独」というと、

孤独死」など、どちらかというとネガティブなイメージがあるけれど、

英語には「ロンリネス」と「ソリチュード」という二つの「ことば」があり、

「ソリチュード」は「孤独」を肯定的な生き方として捉えているようです。

 

私はどうでしょう……?

深く沈潜する「ソリチュード」ではなく、

寂しい「ロンリネス」の道を歩んでいきそうな気がします。