しんちゃんの老いじたく日記

昭和30年生まれ。愛媛県伊予郡松前町出身の元地方公務員です。

自分の価値観とは?

心が折れる職場』(見波利幸著:日経プレミアシリーズ)を読了しました。

仕事や人生について、参考になる記述が盛りだくさんの本でした。

そのなかでも、特に印象に残ったのは次の二つの記述でした。

 

『「本人が成長ややりがいを感じる仕事ではなく、

 「やらされ仕事」である」ということ、

 そして、「職場に人をほめる風土や習慣がない」ということ。

 この2点がそろうと、本人がどれだけ頑張ってもレジリエンスは低下し、

 心が折れやすい状況へと近づいていきます。』

 

『何かあったときに自分が立ち返ることのできる原点を

 自分の中にはっきりと持っている人は、逆境に強く、心が折れにくいのです。

 このように、自分にとって何が大事なのか、モチベーションの源泉に気づくと、

 それを守るため、あるいは得るために、最大限の努力をしようという覚悟ができ、

 レジリエンスは高まり、多少の苦労にも耐えることができます。』

 

「自分はどんな仕事をしたいのか」を、キャリアアンカーというそうです。

キャリアアンカーは、その人が最後まで手放すことができない、

その人の核になるもの……。

著者は、そこを「徹底的に掘り下げ」て、

「時間をかけて考える」ことの大切さを説かれていました。

 

う~む……。大変勉強になりました。

「何を得るために働くのか。人生で何を大切にしているのか。」という、

自らのモチベーションの源泉について考えることが、

今の私には最も必要なことだと、この本を読んで自覚した次第です。 

心が折れる職場 (日経プレミアシリーズ)

心が折れる職場 (日経プレミアシリーズ)

 

 さて、今日はお盆の16日……。

夕方に「送り火」を焚いて、ご先祖様をお見送りしました。

あまりの酷暑に夏を恨みたくもなりますが、

一連のお盆の行事を済ませると、

いずれは過ぎ去っていく夏に、一抹の寂しさを感じてしまうのが、

不思議といえば不思議な感覚です。