今日は、当地にとっては、待ち焦がれていた雨が降りました。
まとまった雨が降ったのは、約一か月ぶりのような気がします。
また、気温もぐっと下って、秋本番のような涼しい風が吹きました。
今夜は、久しぶりに寝苦しい夜から解放されそうです。
さて、昨日28日の日経新聞「こころの健康学」は、
『スポーツ選手 瞬時に動ける自由な心』というタイトルの記事でした。
執筆者の大野裕先生は、スポーツ医学の専門家から、
「一流のスポーツ選手は常識はずれの発想をする人が多く、
競技の大切な局面で普通であれば多くの人がしないような動きをすることがある」
という話を聞いたことがあるとして、次のように述べられていました。
『瞬間的な反応ができるのは、自分の思い込みに縛られないで、
自由な心で現実に目を向けることができているからなのだろう。
このような場面ではこのようにしなくてはならないと考えていると、
刻々と変化する現実についていけなくなる。
目の前にある現実は変化し続けているのだから、
それにあわせて判断できるこころの柔軟さがあるからこそ、
その場に適した瞬時の動きが可能になるのだと思う。』
う~む……、なるほど。
今回の話題も、いつものようにとても示唆に富むお話しです。
私はといえば、頭が固く、しかも不器用で、
記事に書いてあるような「自分の思い込みに縛られないで、
自由な心で現実に目を向ける」ことができない人間です。
今回の記事を読んで改めて気がついたのは、
「目の前にある現実は変化し続けている」ということ…。
ダーウィンの名言にも、次のような言葉がありました。
『最も強い者が生き残るのではなく、最も賢い者が生き延びるでもない。
唯一生き残るのは、変化できる者である』
一流のスポーツ選手に限らず、現実の変化に適応できなければ、
グローバルな今のご時世に、生き残っていくのは難しいのかもしれません…。
でも、「こころの柔軟さ」って、どうしたら身につけることができるのかな?
その人の「生き方」というか、「全人格」の問題なのかもしれません。