良く晴れ渡った今日、我が町は秋祭りでした。
子ども神輿の元気な声が、窓越しに聞こえてきます。
私が中学生の頃は、子ども神輿を担ぐのは男子だけだったように思いますが、
最近は、女子も立派な担ぎ手になっているようです。
さて、ビデオに録画しておいた『カンブリア宮殿』を観ました。
本来は、第一線で活躍される経営人を紹介する番組なのに、
その理由が、番組の最後に語られた、村上龍さんの次の言葉で理解できました。
『都知事は、スタジオのメイクルームで、
昔なじみのヘアメイクさんとうれしそうに言葉を交わし、
収録では、番組へのサービスもあったのか、何度か都政を企業体に例えた。
「企業も同じだけど、成功体験に依存するとだめになるでしょう?」
だが、政治と企業活動には明確な違いがある。
企業には利益が必須だが、政治の役割は適正で冷徹な資源配分である。
逆に共通するのは説明責任を含む公正なガバナンスだ。』
う~む……、なるほど。
確かに、「説明責任」、「コンプライアンス」、「ガバナンス」は、
企業活動に限らず、政治や行政にも必要不可欠なものだと思います。
そして、番組では、「ファーストペンギン」という聞きなれない言葉のほか、
村上龍さんや小池知事から発言がありました。
ちなみに、「ファーストペンギン」という言葉をグーグルで調べると、
次のような解説が最初にありました。
『「ファーストペンギン」とは、集団で行動するペンギンの群れの中から、
天敵がいるかもしれない海へ、魚を求めて最初に飛びこむ1羽のペンギンのこと。
転じて、その「勇敢なペンギン」のように、
リスクを恐れず初めてのことに挑戦するベンチャー精神の持ち主を、
米国では敬意を込めて「ファーストペンギン」と呼びます。』
小池知事はこれまでも節目節目で、
「崖から飛び降りる」といった言葉を使われてきたようで、
その意味では「ファーストペンギン」なのかもしれないし、
また、自らはこれまでの人生の歩みを
「私はブルーオーシャンを求めてきた」と言われていました。
政治家も経営人も、「ファーストペンギン」の精神を持たなければ、
リスクを伴う「改革」というものは成し遂げられないのかもしれません。
とにもかくにも、大変勉強になった番組でした。