しんちゃんの老いじたく日記

昭和30年生まれ。愛媛県伊予郡松前町出身の元地方公務員です。

怒りの矛先はどこへ?

昨日のこの日記で、

苦しい経済状況や仕事の多忙という「外的な理由」ではなく

「一人が楽である」という「内的な理由」から

結婚をしない新しい若者が出現し始めていることを書きました。

 

すると、今日22の朝日新聞天声人語」には、

就職難が慢性化している韓国の若者のことが書かれていました。

コラムによると、最近の韓国の若者は、

恋愛、結婚、出産を放棄せざるをえない「3放世代」と呼ばれていて、

人間関係やマイホームも放棄する「5放世代」や、

あらゆる希望をあきらめる「N放世代」との言葉まであるそうです。

 

そして、韓国の若い世代の不安はいま、怒りに変わっているようで、

朴槿恵(パククネ)大統領の退陣を求めるデモの映像を見ると、

若者の姿が目立っていることが書かれていました。

 

う~む……。(絶句)

どうやら韓国の若者は、極めて厳しい状況に置かれているようです。

韓国の若者の怒りの矛先は、

大統領の退陣を求めるデモに向かっているようですが、

では、日本の若者の怒りの矛先はどこへ向かっているのでしょう?

 

今回の米国大統領選挙においても、

白人ブルーカラー層など「忘れられてきた人々」による既得権層への怒りが、

結果として政治を動かすことになりましたが、若者に限らず、

不安から転じた怒りの矛先がどこへ向かうのか、

今は全く先が見通せない時代なのかもしれません。

 

なお、先ほどのコラムには、

『若者をないがしろにする社会の行く末が、明るいわけがない。』

と書かれていました。

こちらは日韓に限らず、世界共通の真理であるように思います。

 

余談ですが、私の妻の怒りの矛先は、常に私に向かっています。(苦笑)