昨日のこの日記で、
苦しい経済状況や仕事の多忙という「外的な理由」ではなく
「一人が楽である」という「内的な理由」から
結婚をしない新しい若者が出現し始めていることを書きました。
就職難が慢性化している韓国の若者のことが書かれていました。
コラムによると、最近の韓国の若者は、
恋愛、結婚、出産を放棄せざるをえない「3放世代」と呼ばれていて、
人間関係やマイホームも放棄する「5放世代」や、
あらゆる希望をあきらめる「N放世代」との言葉まであるそうです。
そして、韓国の若い世代の不安はいま、怒りに変わっているようで、
朴槿恵(パククネ)大統領の退陣を求めるデモの映像を見ると、
若者の姿が目立っていることが書かれていました。
う~む……。(絶句)
どうやら韓国の若者は、極めて厳しい状況に置かれているようです。
韓国の若者の怒りの矛先は、
大統領の退陣を求めるデモに向かっているようですが、
では、日本の若者の怒りの矛先はどこへ向かっているのでしょう?
今回の米国大統領選挙においても、
白人ブルーカラー層など「忘れられてきた人々」による既得権層への怒りが、
結果として政治を動かすことになりましたが、若者に限らず、
不安から転じた怒りの矛先がどこへ向かうのか、
今は全く先が見通せない時代なのかもしれません。
なお、先ほどのコラムには、
『若者をないがしろにする社会の行く末が、明るいわけがない。』
と書かれていました。
こちらは日韓に限らず、世界共通の真理であるように思います。
余談ですが、私の妻の怒りの矛先は、常に私に向かっています。(苦笑)