昨日の続きです……。
飛行機が怖くて苦手な私は、最近はほとんど通路側の席を選択します。
昨日の那覇発松山行き飛行機も、「11C」という窓側の席でした。
ANA特製スープを飲んでウトウトしていると、
機長から、「今、鹿児島上空を順調に飛行中で、これからは雲も切れて、
眼下の景色も奇麗に見えるでしょう」とのアナウンスがあったので、
空席となっていた「11A」の窓側の席に移動することにしました。
すると、しばらくすると、左前方彼方に阿蘇山が見えてきました。
雲が切れて遮るものが何もなく、噴火口から白い煙が
悠然と噴き出しているのがハッキリと見えて、実に素晴らしい眺めでした。
飛行機に乗ると、このような感激を味わえることもあるのですね……。
そういえば、飛行機から見た景色で、過去に二度感激したことを思い出しました。
一度目は、大学生の時、羽田発松山行きの飛行機から見た富士山です。
富士山が日本一の山であることを、このときほど実感したことはありません。
二度目は、出張帰りの羽田発松山行きの最終便名から見た神戸の夜景です。
こちらも、この世のものとは思えないような美しい景色でした。
フーテンの寅さんの名セリフに、
『生まれてきてよかったなって思うこと、何べんかあるじゃない。
そのために人間生きてんじゃねえのかな…。』というものがありましたが、
人間、何とか生きていると、こういう「機会」というか「チャンス」が、
不思議なことに何度か訪れてきます。
たまには飛行機の窓側の席に座るのもいいものです…。