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しんちゃんの老いじたく日記

昭和30年生まれ。愛媛県伊予郡松前町出身の元地方公務員です。

「知的謙虚さ」を考える

人生・プライベート

昨日は、平成17~18年度に一緒に仕事をした仲間との飲み会でした。

男性5人と女性6人のメンバーですが、

10年経っても、昔の思い出話をしたり、お互いの近況報告をしたりして、

一緒に楽しく時間を過ごせるということは、とても有難いことだと思っています。

 

さて、「朝日新聞デジタルselect on Yahoo!ニュース」の購読をはじめてから

1か月以上が経過しました。月額料金はかかるものの、

朝日新聞デジタル版の有料記事が一日に約10本、

しかも、なかには読み応えのある記事があるので、

(主義・主張の違いから、時に閉口する記事もありますが……)

それなりの利用価値があると思っています。

 

たとえば、今月18日の「日曜に想う」では、福島申二・編集委員

『ディラン氏、そしてトランプ氏』という記事を書かれていましたが、

そのなかには、次のような二つの名言がありました。

 

一つは、旧ソ連出身でアメリカに亡命した詩人ヨシブ・ブロツキイが、

1987年のノーベル賞受賞講演のなかで語ったとされる

『もしわれわれが支配者を選ぶときに、

 候補者の政治綱領ではなく読書体験を選択の基準にしたならば、

 この地上の不幸はもっと少なくなることでしょう。そう私は信じて疑いません』

という言葉。

 

二つ目は、9・11テロが起きたとき、日系市民は、

日本軍による75年前の奇襲によって迫害を受けたのとおなじように、

中東系の人々への迫害を案じたそうですが、

そのとき全米日系市民協会の幹部が語っていたという

『何をすべきかはすぐ分からなくても、

 何をすべきでないかは歴史が教えてくれる』という言葉。

 

こうした名言を織り交ぜて、

記事の最後で福島編集委員は、次のように述べられています。

『トランプ次期大統領に言いたい。

 「したいこと」より、まず「すべきでないこと」を学ぶべきであろうと。

 自己陶酔型の権力者が全能感に高揚するほど怖いことはない。

 それも歴史が教えてくれる。』

 

なお、このトランプ氏について、

かつて自伝執筆のために長く密着したゴーストライターによれば、

「大人になって一冊でも読み通したことがあるか疑問だ」とのことでした。

う~む……、次期米国リーダーの資質には、やはり一抹の不安がありますよね。

ただ、私が思うに、読書はその読んだ量の多少ではなく、

読書から学ぼうとする「知的謙虚さ」が大切ではないかと……。