今日は、大腸内視鏡検査を受けに、隣市のT消化器クリニックに行ってきました。
結論から言うと、異常はありませんでした。
神様・仏様から、「もう少し生きてもよい」と言われたような気がします。
与えられた余生を、少しでも社会のお役に立てるように活かしたいと思います。
それにしても、大腸内視鏡検査はしんどい検査だと思います。
検査そのものは、安定剤の注射の効果もあったし、
ベテランの先生だったので、何の苦痛もなく終了しました。
問題なのは、検査前に、下剤入りの2リットルの水分を
10分おきにコップ一杯ずつ、継続的に飲まなければならないことです。
今回は、午前9時前から飲み始めて、
便がほぼ透明になるまでに約1時間30分を要しました。
その間、トイレに都合6回も行きました。
このように、結構しんどい検査ですが、
やはり定期的に健康診断を受診して、がんの早期発見につなげるのは、
大切なことだと思います。
ただ、今月18日の日経新聞「医師の目」では、
国立がん研究センターの楠本昌彦・東病院放射線診断科科長が、
次のように述べられていたことを思い出しました。
『がん専門病院で放射線診断医として勤務していると、
検診でがんが発見された人を診る機会が多い。
その中には「必ずしも検診について正しく理解していないのではないか」
と思わざるをえない患者もいる。
「毎年、検診を受けていれば早期で見つかるし、がんで死ぬことはない」
「検診で異常なしだったから、私はがんではない。次回の受診までは大丈夫」
………。これらはすべて正しくない。
国は対策型の検診として、胃がん、大腸がん、肺がん、乳がん、
子宮頸がんの5つを指定している。いずれも日本人に多く、
検診で死亡率を減少させる効果が期待できる。
ただ、それぞれの検診で程度の差はあるが、
「検診を受ければ死亡する人が少なくなる」ということは
「死亡することがなくなる」ということではない。』
う~む、まるで私が思っていることを指摘されているみたいです。
「喉元過ぎれば熱さを忘れる」ではありませんが、
今日の検査結果に安心することなく、
また、末期の胃がんで亡くなった義兄の無念を忘れることなく、
これからも健康管理に留意したいと思います。
(……と言いながら、舌の根の乾かぬうちに
明日は三日ぶりに晩酌を楽しもうとする意志薄弱な私がいます。)